一般記事
近畿技術事務所 プロポ3件を特定 トンネル岩判定資料まとめなど
2021.6.3 近畿地方整備局
近畿地方整備局近畿技術事務所は、次の簡易公募型プロポーザル3件について受託者を特定し、契約を締結して業務を委託した。技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内にトンネル工事岩判定資料取りまとめは19者から、堤防植生等維持管理効率化対策効果検証は26者から、河川維持管理技術向上は24者から入札説明書等のダウンロードがなされ、いずれもそのうち1者から参加表明書の提出があり、その1者から提出された技術提案書を評価した結果、適切な提案と認められたため契約の相手方とした。
【トンネル工事岩判定資料取りまとめ業務】
オリエンタルコンサルタンツ・一般社団法人近畿建設協会JV(大阪市北区中之島)と6622万円込(予定価格6673万7000円込)で契約。
業務は、近畿地方整備局管内における施工中のトンネルにおいて均一性の高いトンネル切羽評価を行うことを目的としてトンネル工事の主任監督員に経験豊かな技術者(岩判定員)を同行させ、管内における統一性の高い岩判定となるよう支援するとともに、不測の事態が生じた場合にトンネルアドバイザー(学識経験者等)から指導助言を得る体制を確保する。また、岩判定業務の効率化を図るため遠隔地におけるトンネル切羽評価やAIを活用したトンネル切羽評価の手法を検討する。
主な業務内容は①トンネル工事岩判定280回②トンネル工事岩判定診断資料作成280回③トンネルアドバイザー(学識経験者等)による緊急診断1式④トンネルアドバイザー会議の運営補助及び資料作成1式⑤遠隔地におけるトンネル切羽評価手法の検討1式⑥AIを活用したトンネル切羽評価手法の検討1式⑦報告書作成1式。委託期間4年3月31日。
【堤防植生等維持管理効率化対策効果検証業務】
河川財団・日本工営JV(大阪市中央区大手前)と3845万6000円込(予定価格と同額)で契約。
業務は、近畿地方整備局が管理する堤防の機能を効率的に維持するための方策として植生転換技術・在来堤防の堤防植生管理技術・芝養生管理技術・河道内樹木の再繁茂抑制技術の効果検証を行い、それらをとりまとめるもの。
主な業務内容は①現地調査作業1式②計画準備1式③植生転換技術の効果検証とりまとめ1式④在来堤防の堤防植生管理技術の効果検証とりまとめ1式⑤芝養生管理技術の効果検証とりまとめ1式⑥河道内樹木の再繁茂抑制技術の効果検証とりまとめ1式⑦河川維持管理技術支援1式⑧報告書作成1式。委託期間4年2月28日。
【河川維持管理技術向上に関する業務】
八千代エンジニヤリング大阪支店(大阪市中央区城見)と1977万8000円込(予定価格と同額)で契約。
業務は、河川維持管理技術向上に資することを目的として研修用不具合堤防等を活用した堤防点検技術の向上支援及び河川維持管理システムの運用支援を行うもの。
主な業務内容は①現地作業1式(堤防点検研修等の準備・後片付け〈除草を含む〉)②計画準備1式③堤防点検技術向上支援1式④河川維持管理システム(knowledgeDB)の運用支援1式⑤河川維持管理技術支援1式⑥報告書作成1式。委託期間前同。