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新所長 コミュニケーションを大切に 奈良県宇陀土木事務所長 小松 順(こまつ じゅん)さん
2021.5.18 県宇陀土木事務所
個人の能力には限界がある、チームワークで取り組んでいくため「所内のコミュニケーションを通じ業務の改善に努めていきたい」と考えている。「管内の市や村と連携しながら職員一丸となって」事業に取り組む。
道路事業では国道369号香酔峠の登坂車線バイパス区間の整備が「漸く完成が見えてきた」とし、「今年度は大又小川線と吉野東吉野線の2つの工区の完成を予定しています」と言う。
事務所の大型事業である町並川地下バイパス河川整備では近鉄交差部が終わり「今年度に県議会案件となる推進工法による最後の工事発注を行う」としている。近く工事公告されることになりそう。
土木事務所は高田と郡山を経験、県庁勤務が長く、道路・交通環境課係長時代に県自転車利用促進計画や県安心歩行空間整備方針の計画策定作業に立て続けに携わり、「連日夜遅くまで仕事をしていた記憶がある。この生活がいつまで続くのだろうと思っていたが、今となってはその経験が大きく役立っている。あの時の苦労が自分のバイブルになっています」と話す。
建築安全推進課主幹の時には、三郷町の近鉄線崩落を担当し、技術支援として計画から完成まで、説明会の開催を含め橋渡し役を務め、オブザーバーの立場で住民・近鉄・町との折衝に当たった。
高校まで野球に熱中し、息子に付き合って野球を教え、今も「努力に勝る天才なし」の言葉を胸に秘めて子供たちを相手にコーチをしている。
奥様と大学生の娘、高校生の息子と木津川市の高の原在住。酒は嗜む程度だとか。昭和42年2月15日大阪府柏原市生まれの54歳。小学校から三郷町に住み、近鉄線崩落復旧時の町の担当者が同級生だった。
【略歴】平成元年大阪工業大学工学部土木工学科卒、民間企業を経て6年県庁へ入庁し土木部河川課配属、9年高田土木事務所、12年郡山土木事務所、16年土木部砂防課、20年郡山土木事務所、22年土木部道路・交通環境課係長、25年県土マネジメント部道路環境課課長補佐、27年同部技術管理課課長補佐、30年まちづくり推進局建築安全推進課主幹、令和2年県土マネジメント部道路建設課主幹、3年4月現職。