奈良県総務部知事公室統計分析課は、県民の身近な暮らしに関する事柄についての重要度・満足度等を調査することにより県民ニーズを把握するため、一般競争入札「令和３年度県民アンケート調査委託業務」を４月５日に開札して業務を委託する。
　参加には平成２８年４月以降に国・地方公共団体または民間企業等と同種類の契約または県が同等と認める契約を締結し、誠実に履行した実績を有する者であること―など。担当は企画分析係（電話０７４２―２７―８４７３）。
　県民の身近な暮らしに関する事柄についての重要度・満足度等を調査することにより県民ニーズを把握・分析して地域的な課題を明確にすることにより、今後の県政運営の基礎資料とすることを調査の目的としている。委託期間１１月３０日。
調査内容は▽継続調査事項（１１問程度）＝①生活全般に関する事項②生活に関する重要度・満足度▽（原則）３年ごと調査事項（２３問程度）＝①産業に関する事項②雇用の確保に関する事項③医療・福祉に関する事項④スポーツ振興に関する事項（予定）▽フェイスシート（９問程度）。
奈良県全域（全市町村）で県内に居住する満２０歳以上の個人を選挙人名簿（閲覧は無料）から層化二段無作為抽出法により５０００人を抽出し、郵送による無記名アンケート形式（かもめーる便による督促兼お礼１回を含む）で、５月～６月に調査する。質問項目は４３問程度。委託内容は次の通り。
▽調査の実施準備＝同課の提示するサンプリング計画に基づき、標本抽出作業に係る市町村との連絡調整及び選挙人名簿閲覧と調査対象者の抽出を行う。具体的な抽出方法については「サンプリング計画」による。
▽調査票等の作成と印刷及び発送＝調査票等は委託者の提示する原案を基に表紙と本文を合わせて１６ページ程度でＡ４縦（色つき紙）５０００部と予備用５０部作成する。発送用封筒（カラー封筒・フルカラー印刷・角形２号）及び返信用封筒（角形２号）と督促状兼お礼状（かもめーる便）を各５０００部と予備用５０部の作成と印刷。調査票返信先は同課。
▽調査票の回収＝同課宛に返送された調査票は受託者が回収する。回収に係る費用については委託料に含まれる。
▽調査結果の入力・集計及び分析＝①調査票の入力（自由意見も含む）、集計（６月１４日時点速報、７月６日時点確報）、分析（単純集計、クロス集計、設問間クロス等による分析、分析コメントの作成）。過去の県民アンケート調査との比較分析②全項目についてフェイスシート記載の基本属性（性別、年齢層別等）及び地域別・ライフステージ別・新旧住民別に集計する。その他の設問相互のクロス集計は同課と協議のうえで決定する③今回の調査分析に必要な過去の調査結果については同課の保管する報告書から抽出集計する。
▽調査結果の分析原稿の作成。
▽調査結果の報告書の作成。
調査結果は成果品として速報集計結果の単純集計表・クロス集計表３部（Ａ４）と電子媒体（エクセル及びワード等）を６月２５日までに、確報クロス集計結果・調査結果分析原稿(本編及び概要版）３部（Ａ４）と電子媒体（エクセル及びワード等）を９月２８日までに、市町村別確報クロス集計表１部（Ａ４）と電子媒体（エクセル及びワード等）及び報告書の本編・概要版各１０部（Ａ４）と電子媒体（エクセル及びワード、ＰＤＦ等）並びに個票データ（調査票情報を一覧表にまとめたデータ）の電子媒体（エクセル）を１１月３０日までに提出する。