民間情報

南都経研 動向調査結果 先行き不透明感

2021.2.19 カテゴリ2(民間情報)

南都経済研究所の令和2年10月から12月期の地元企業動向調査結果によると、同期の県内企業の景況感DI(前期比)はマイナス11・1と19・0ポイント上昇し、2期連続で改善した。前年比でもマイナス36・5と22・3ポイント上昇、2期連続で改善。
業種別では、製造業はマイナス12・3と27・8ポイント上昇。金属製品・非鉄(プラス47・8ポイント)、木材・木製品(プラス45・5ポイント)、機械工業(プラス33・7ポイント)など、全ての業種で上昇した。非製造業はマイナス10・1と11・0ポイント上昇。小売業(プラス19・5)、運輸業(プラス14・3ポイント)、建設業は(プラス2・4ポイント)7・2ポイント上昇した。
これは、政府の「GOTOキャンペーン」などの各種施策の効果もあり、消費マインドの回復で持ち直しの傾向が見られた、と分析。
しかし、来期(1~3月期)の景況感DIはマイナス17・5と6・3ポイント低下(建設業はマイナス2・4と4・9ポイント低下)の見通しを示した。
足元では、都市圏を中心に緊急事態宣言が再発令されており、新型コロナウイルス感染拡大が続く中での経済活動の停滞による企業経営への悪影響が懸念され、先行き不透明感は拭えない。

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