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大和平野中央構想 3月25日までパブコメ 川西町県有地活用基本計画案 スポーツゾーン13年度開業へ

2026.3.6 県文化・教育・くらし創造部

 奈良県地域創造部大和平野中央構想・スタートアップ推進課は、川西町下永地区の県有地で「子どもを中心に多様な交流が生まれるまちKAWANISHI」をテーマとしたまちづくりを推進しており、このほど「川西町県有地活用基本計画(案)」をまとめたことから、3月25日まで意見を郵送・FAX・HP掲載のメール送信フォームにより受け付けるパブリックコメントを実施している。
 事業スケジュールは、土地の造成については令和8年度~9年度に設計を実施し、10年度~14年度に工事を行う。約15㌶の広大な計画地全域に盛土を行うことや計画地が軟弱地盤であり、盛土後の圧密沈下や不等沈下への対策や基礎地盤改良などが必要と考えられるため、造成工事に長期間を要することが想定される。
なお、スポーツゾーンについては13年度の開業をめざすため優先的に造成工事を行う。整備事業者の募集・決定は10年度に行い、11年度~12年度にスポーツゾーン及び交わりゾーンの設計・整備を行う。企業誘致ゾーンに関しては県による造成後に誘致企業による整備を前提とするため、整備スケジュールについて検討を行わない。担当は企画係(0742―27―8946)。
 7年3月にはテーマに基づくまちづくりの実現に向けて、計画地の土地利用と施設整備や施設管理・運営及び企業誘致に係る基本方針を定めた「川西町県有地活用基本構想」をウエスコに委託して策定した。基本計画では、基本構想の内容を具現化するとともに、事業スケジュール等の具体的な検討を日本工営都市空間に委託して行っている。
 県は、「スポーツと食と農が融合するウェルネスタウン」としていた大和平野中央構想を見直し、川西町下永地区(15㌶)の用地活用について「世界的スポーツチームの関連拠点を誘致する」ことを基本的な方針とした。活用テーマの基に▽地域のスポーツの振興にも資する世界的スポーツチームの関連拠点を誘致▽地域の活性化につながり、子どもたちも楽しめる企業を誘致―をめざす。
 スポーツゾーンでは、次世代アスリートの育成は重要であることから第2期県スポーツ推進計画において、民間事業者と連携したジュニアタレントの発掘・育成と強化支援を進めることとしており、計画地においては地域との密着性や市場規模、国内の競技・ファン人口等を比較した結果、サッカーを中心とした支援を実施する。スポーツ関連拠点の対象競技はサッカー関連拠点を誘致する方針。スペインのプロサッカークラブ「FCバルセロナ」は、サッカーを通じた人材育成を行うアカデミー事業を世界的に展開しており、県内でも「バルサアカデミー 奈良校」が開校している。同クラブがトップレベルの選手育成のための「バルセロナレジデンスアカデミー」のアジアでの初開設を日本国内で検討していることが判明したことから、この計画地においては「バルセロナレジデンスアカデミー」の誘致に向けた施設整備を検討している。
 企業誘致ゾーン(北側と南東側の2ヵ所)では、スポーツゾーンやまほろば健康パークとの親和性も念頭に、商業施設や飲食店及びスポーツ関連企業も含めた地域全体の賑わいの創出に前向きな企業の立地を促進する。
計画地に導入する主要施設は次の通り▽メイングラウンド(天然芝)=①高頻度の利用による天然芝へのダメージを緩和するためフィールド外にトレーニングスペースを確保し、計140㍍×100㍍のグラウンド用地を確保する②芝生養生スペースはグラウンド外に別途配置する▽サブグラウンド(人工芝)=フィールドサイズは一般的な105㍍×68㍍とし、フィールド周囲に5㍍の余白を確保した115㍍×78㍍のグラウンドを2面確保する▽クラブハウス=①導入機能を検討して延床面積を設定する②宿泊機能の必要性については今後、市場調査等により精査する▽多目的広場=エントランス広場、交わり広場、交わりプロムナード、芝生広場として居心地の良い空間を配置する▽駐車場=普通車250台前後及びマイクロバス5台程度を確保する▽天然芝管理棟=天然芝の維持管理に使用する重機や備品の倉庫及び作業員の事務所などが備わった管理棟約200平方㍍を配置する▽天然芝養生スペース=グラウンド内で局所的に傷んだ天然芝を張り替えるために敷地内に同種の天然芝を養生しておくスペースを確保する▽ウォーミングアップスペース=大会の試合前などにグラウンドを使用できない場合のウォーミングアップスペースとしてフットサルコート2面(約1600平方㍍)以上の人工芝スペースを確保する▽トイレ棟=トイレ棟を分散配置する。

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