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県公園企画課 馬見丘陵公園民間活力導入の可能性を 2月2日に現地説明会 トライアル・サウンディング市場調査 Park―PFIや指定管理を検討
2026.1.16 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、県営馬見丘陵公園における民間事業者の創意工夫やノウハウを活かした新たな利活用の可能性 を検討するため、トライアル・サウンディング(公共施設・空間の暫定利用を希望する民間事業者を募集して一定期間を実際に使用する制度)を実施する。
2月2日に開催する現地説明会への参加申込を1月28日までフォームにより受け付けている。提案書類を2月18日まで受け付け、2月19日~3月中旬に審査を行って3月初旬~中旬に審査結果を通知する。
トライアルに向けた事前協議を3月初旬~3月25日に行い、3月23日~31日に使用許可手続き、トライアルの実施可能期間は4月1日~令和9年2月28日で、トライアル終了後20日以内に実績報告書の提出、提出後30日以内にヒアリング調査を実施する。
参加要件は単独またはグループ(複数の企業・団体等の共同体)▽馬見丘陵公園において10年度以降に実施する公募設置管理制度(Park―PFI)及び指定管理者制度に事業者または協力事業者として参加予定している者または参加を検討している者▽申請内容を実行する意思と能力(資格)を有する民間企業、NPO法人等の法人、個人事業主であること。提出・問い合わせ先は総務企画係(電話0742―27―7517)、業務委託先は「令和7年度馬見丘陵公園民間活力導入可能性調査業務委託」受託者の日本工営都市空間(電話06―6376―0521)。
今回募集している県営馬見丘陵公園において暫定利用を希望する民間事業者には、暫定利用終了後に馬見丘陵公園の活用可能性や課題を県にフィードバックしてもらい、今後の公募設置管理制度(Park―PFI)及び指定管理者公募の条件等に反映させることを想定している。
馬見丘陵公園は広陵町・河合町の面積約56・2㌶、駐車台数982台(臨時駐車場を含む)、トライアル・サウンディングにおける利用エリアは実施制限箇所(図参照)を除くすべての区域を対象とする。期待される効果
として、民間事業者は①事業参加に向けて現実的かつ効果的な事業計画を立てる②馬見丘陵公園の利用における課題や留意点を把握することで今後の公募時の事業参加リスクを低減③民間事業者の提案が馬見丘陵公園の利用者ニーズや地域性に合っているかを検証し採算面の見通し等を事前に把握―できる、県は①馬見丘陵公園の市場性や利用者ニーズと課題などを把握し民間事業者の視点や意見を参考にすることで今後の公募の条件等をより実効性のあるものにする②民間ならではの自由な発想による提案を受けることで公園利用者にとって魅力的な空間やサービスの創出が期待でき地域の関心を高めることがでるとしている。
馬見丘陵公園は、四季折々の花々が楽しめる自然環境と馬見古墳群を中心とした歴史的価値を兼ね備えた広域都市公園であり、年間約100万人が訪れる県内有数の憩いの場。季節ごとに咲き誇る花々や広がりのある緑地を活かし、訪れる人々にやすらぎと潤いのある時間を提供する花の公園として整備・運営を進めている。
春のチューリップや秋のダリアを始め、四季折々の花が彩る園内は県内外から多くの来園者に親しまれており、自然と人が調和する空間として高い評価を得ている。また、園内で年5回実施される季節ごとの花のイベントを始めとした、さまざまなイベントで賑わう公園としても認知されている。加えて古墳群を始めとする歴史的資源が点在し、地域の文化的背景を感じられることも大きな特色となっている。
一方で、来園者のさらなる増加や地域交流の促進、持続可能な管理運営体制の確立が今後の課題となっている。特に50歳以上が来園者全体の8割弱を占めることから、若年層にも親しんでもらえる公園とすることが求められている。また、地域から公園へ、公園から地域への、双方向の人の流れを創出することも期待されている。
以上を踏まえて県では、民間事業者の創意工夫やノウハウを活かした新たな利活用の可能性を検討するため、トライアル・サウンディングを実施する。この取組みは、民間事業者が実際に公園空間を一定期間利用することを通じて、事業の実現可能性や採算面の見通し、地域との調和を検証するとともに、県においては公園の市場動向や利用者ニーズを把握し、今後の公募の条件等に反映させることを目的としている。民間事業者の創意工夫によりさまざまなイベントで賑わい、数多くの花々と古墳が息づく公園の実現に向けた取組みが展開されることを期待している。
