一般記事

県まちづくり推進課 PFI事業を支援 医大新駅周辺まちづくり民活導入 アドバイザリー8年1月29日開札 西側エリアは新アリーナ 東側エリアは民間活用等

2025.12.5 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局まちづくり推進課は、医大新駅周辺まちづくりにおいて、西側エリアにおけるアリーナに係る整備運営事業に合わせ、民間の活力を活用した新駅の東側エリアのまちづくり(公有地の)民間活用等を付帯事業として含めることも計画しており、東側エリアの利用を含むPFI法に基づく実施方針等の公表から整備運営事業者選定及び契約締結、その他PFI事業開始までに必要となる一連の手続き等を行う。
 一般競争入札「(仮称)医大新駅周辺まちづくりPFIアドバイザリー業務委託(医大・周辺まちづくり検討事業)第410―委―2号」を8年1月29日に開札し、一連の手続き等に関する事項について支援を行う業務を委託する。業務場所は橿原市四条町他。業務概要は(仮称)医大新駅周辺まちづくりPFIアドバイザリー業務委託1式。委託期間8年2月6日(予定)~9年10月29日。予定価格は非公表。問い合わせ先等は地域構想・市街地整備係(電話0742―27―7521)。
 県が整備する新駅に合わせ、新アリーナを含む新駅周辺まちづくりを計画しており、新駅の西側エリアにアリーナ・アクセス道路・駐車場・駅前広場・自由通路・駐輪場等を設置する。
アリーナは「子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、多くの県民がさまざまなスポーツや活動により快適に取り組める環境づくり」をコンセプトとし、令和13年度に国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会における競技等の開催とプロスポーツやイベント等の大会後の活用を見据え、6年度において橿原公苑のあり方、各施設機能規模の概略検討、事業スケジュール等の検討内容をまとめた「橿原公苑再整備基本構想」及び「新アリーナ適地検討業務委託」の策定などを行った。
7年度においては基本構想等を基にアリーナに関する計画を具現化するため、当該事業費及び事業スケジュールの精査並びに財源と事業スキーム及び事業スケジュールを検討し「スポーツ拠点施設整備基本計画」を策定した。
アリーナに係る整備運営事業については、基本計画内での民間活力導入可能性調査の結果より上記コンセプト実現のために「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)に基づく整備運営事業を計画している。業務内容は次の通り。
【(仮称)医大新駅周辺まちづくりPFIアドバイザリー】
▽(仮称)医大新駅周辺まちづくり整備運営事業開始までの詳細スケジュールの作成=アリーナについては基本計画で作成したスケジュールを精査し、アリーナを含めた医大新駅周辺まちづくりの本業務着手から整備運営事業開始までの一連の手続等に係る詳細スケジュールについて作成する。
▽(仮称) 医大新駅周辺まちづくり整備運営事業スキーム(案)の精査=基本計画において検討した事業スキーム(事業手法、法令及び支援制度の整理、事業範囲、事業期間、資金調達方法、官民リスク分担、民間収益事業の実現可能性)(案)に係る項目内容の精査のほか、事業スキームに係る①東側エリア利用の用途・事業スキーム②事業範囲(特にアリーナ整備運営以外の新駅自由通路・ロータリーや周辺道路の整備に係る分担)③事業収支の検討・精査(施設利用料金(単価等)、県財政負担額の算定等含む)④支払いメカニズムの検討(プロフィットシェア・レベニューシェア/ロスシェア導入等検討含む)⑤事業終了時の取扱の検討⑥事業継続困難時の措置の検討⑦その他必要となる事項の項目内容について併せて検討し、事業スキーム(案)を作成する。なお、精査及び検討に当たり、事業スキーム案が複数ある場合は比較検討を行い、民間事業者の創意工夫及びノウハウ等が充分に発揮できることを念頭に検討等を行う。
▽モニタリングの検討支援=各段階(設計、工事、維持管理運営、事業終了時等)におけるモニタリングに係る①体制②項目③実施方法④評価方法⑤評価結果による措置内容(要求水準未達に係る対応内容等)⑥その他モニタリングに関する必要な事項等について検討して提案する。
▽什器備品調達の検討等支援=アリーナ施設に係る什器備品に関する①調達対象の特定②数量等の設定③費用見積及び調達リストの作成④ その他什器備品の検討に係る必要な事項の支援を行う。
▽マーケットサウンディングの実施=作成した事業スキーム(案)等の内容に基づき、必要な資料等を作成し、参画意向等のマーケットサウンディングを実施する。マーケットサウンディングに当たっては基本計画では検討対象としていない東側エリア利用について特に留意する。
▽(仮称)医大新駅周辺まちづくり整備運営事業スキーム(案)の提案=マーケットサウンディング結果内容等を踏まえ、当該事業スキーム(案)を提案する。提案に当たって基本計画時に実施した定量評価(VFM、財政負担額の算定等)等について見直しを行う必要がある場合は行うなど事業スキーム案の提案に必要な事項について検討整理する。
▽奈良県(仮称)医大新駅周辺まちづくり事業者選定委員会組成支援=(仮称)医大新駅周辺まちづくり整備運営事業者選定に向けて、外部有者による選定委員会の組成を行う。同審査会組成に向けて①選定委員会体制検討②選定委員候補者選定③選定委員選定に関する資料作成④選定委員交渉支援を行う。
▽実施方針公表支援=実施方針の公表は8年7月頃を予定しており、実施方針公表に係る①実施方針(案)の作成②要求水準書(案)の作成③実施方針公表に係る関連書類の整理及び作成④公表に係る質問回答及び意見招請⑤その他実施方針公表に係る必要な事項の支援を行う。
▽特定事業の選定及び公表支援=特定事業の選定は8年9月頃を予定しており、特定事業の選定及び公表に係る①定量評価(VFM等)及び定性評価の実施②総合評価の実施③特定事業選定公表資料案等の作成④その他特定事業の選定及び公表に必要な事項の支援を行う。
▽整備運営事業者選定準備支援=整備運営事業者選定準備に係る①募集要項(公告を含む)の作成②募集関連様式(様式集)の作成③要求水準書(案)の修正④基本協定書(案)の作成⑤事業契約書(案)の作成⑥モニタリング基本計画(案)の作成⑦その他募集関連書類の作成⑧整備運営事業者選定審査基準(案)の作成⑨その他選定準備に必要な事項の支援を行う。
▽整備運営事業者選定支援=①整備運営事業者募集に関する質問回答②説明会開催支援③審査資料(案)の作成④選定事業のVFM算定⑤審査講評(案)及び審査公表関連資料(案)の作成⑥その他整備運営事業者選定に必要な事項の支援。
▽事業契約等締結支援=①事業契約締結までの整備運営予定事業者等との調整支援②その他事業契約締結等に必要な事項の支援を行う。
▽奈良県(仮称)医大新駅周辺まちづくり事業者選定委員会開催運営=8年度については選定委員会開催を5回予定している①選定委員会開催運営支援②選定委員会資料案及び開催議事録作成③その他選定審査委員会運営に必要な事項の支援を行う。
▽庁内説明等支援=①(仮称)医大新駅周辺まちづくり整備運営事業に係る県財政負担額説明資料作成②(仮称)医大新駅周辺まちづくり整備運営事業内容資料作成。作成想定時期は・実施方針公表時・特定事業選定時・運営事業者決定時/基本協定締結時・事業契約締結時。
【新駅周辺まちづくりエリアにおける用途地域等変更手続支援】
▽新駅周辺まちづくりエリア予定地周辺用途地域等見直し方針について=新駅周辺まちづくりエリア予定地周辺に係る用途地域及び高度地区について、見直し地区及び見直し後の用途地域及び高度地区に係る方針について整理する。
▽用途地域等見直し地区に係る都市計画変更手続関連図書(案)の作成等=新駅周辺まちづくりエリア予定地周辺における用途地域及び高度地区の見直しに係る都市計画変更手続きに必要な①協議図書・縦覧図書の作成(総括図・計画図・変更理由書含む計画書等)②都市計画審議会用資料の作成③住民説明会用資料の作成④その他必要な参考図書の作成((経緯表、計画書・総括図・計画図の新旧対照表、その他必要参考図書等)を作成する。
成果物の提出期限(予定)は詳細スケジュール表8年3月23日、都市計画変更手続関連図書8年8月31日、中間業務報告書9年3月19日、業務報告書9年10月22日。

会員登録
一覧に戻る