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県病院マネジメント課 道路改良で予備設計 新西和医療センター移転整備 県道大和高田斑鳩線270㍍

2025.10.30 県福祉医療部

 奈良県福祉医療部医療政策局病院マネジメント課は、新西和医療センター移転整備に伴い、県道大和高田斑鳩線の道路改良(270㍍)や交差点改良が必要となるため、道路予備設計(A)と(B)、平面交差点予備設計、橋梁予備設計を令和7年度から8年秋にかけて行う。
 一般競争入札「新西和医療センター整備関連事業道路予備設計業務委(西)第7―1号」を11月14日に開札して業務を委託する。業務場所は斑鳩町興留。委託期間8年11月30日。予定価格2282万5000円込、調査基準価格1832万6000円込。新西和医療センターへの主要アクセスとなる県道大和高田斑鳩線について次の業務を行う。
道路予備設計(A)では延長0・ 27㌔㍍で路線の平面線形と縦断線形は主要構造物(トンネル、橋梁、函渠、擁壁、土工構造物等)の位置と概略形式及び基本寸法等を考慮して路線を選定する。道路予備設計(B)では道路付帯構造物・小構造物・用排水を対象に実施。平面交差点1ヵ所(比較案2案)、橋梁1橋(比較案3案)、擁壁・補強土2ヵ所(比較案3案)で予備設計。設計図と関係機関との協議資料を作成、概算工事費を算定し、照査を実施して報告書を作成する。
6年度には、JR法隆寺駅南側地区への移転建替に向けて整備基本計画策定のための調査を行った。7年度当初予算では、西和医療センターの移転整備に2億5900万円を計上。想定規模は4階建程度(屋上ヘリポート、免震構造)で延べ床面積2万7000平方㍍程度(300床)。13年頃の移転開院をめざして①JR法隆寺駅南側地区への移転建替に向けて設計に着手(1億600万円)。道路交差点設計、新規に造成設計と建築設計②用地取得に向けた関連手続きを実施(1億5400万円)で用地取得に向けた補償調査、不動産鑑定調査等と関係機関との協議等を実施。
候補地はJR法隆寺駅といかるがホールの中間に当たる斑鳩町興留9丁目・10丁目の農地約5㌶で、移転用地は約3㌶。JR法隆寺駅は利便性が高く駅から病院へのアクセスも良い。
 4年8月に「新西和医療センター整備基本構想」を策定した。 5年度には移転候補地の再検討を行い、JR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)に決定するとともに、診療規模及び事業収支計画等の検討を行い、新西和医療センター整備基本計画骨子案を策定した。いずれも業務は長大が担当。
現在は、公募型プロポーザルにより長大に委託して「令和7年度新西和医療センター開設支援業務」を進めている。業務は6年度までに策定した基本構想と基本計画骨子案及び基本計画に基づき①設計発注に向けた条件の資料作成及び②都市計画の変更手続き等に係る協議資料作成が目的。委託期間12月26日。担当は病院機構・西和医療センター建設支援係(電話0742―27―8682)。
地方独立行政法人奈良県立病院機構法人本部事務局では、すでに測量(現況、縦横断)を実施して平面図と断面図により調査・検討に必要な基礎資料として地図を作成する「JR法隆寺駅南側地区測量業務委―2―1号」を天理技研に委託して実施。業務内容は用地測量5・8㌶。また、オカモト測量に委託して移転・再整備のための調査・検討に関して必要な測量を目的とする業務を行った。業務は土地取得へ向けた筆界を確定させるための用地測量1・4㌶。担当は法人経営課総務企画係(電話0742―81―3400)。

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