一般記事

観光拠点としての活用や工業誘致などに意見 都市計画マスタープラン(素案)

2025.10.28 河合町

河合町は「河合町都市計画マスタープラン(素案)」に対する意見募集の結果を公表した。今回の意見募集では、23件の意見が提出され、同町の回答も併せて公表された。意見には中央公民館と体育館について、池部駅前の立地から観光拠点として活用する考えがあった。これに対し同町は、今回の意見を駅周辺の土地利用検討へ参考とすると回答。財政難の解決については、駅前マンションの建設や観光施設・店舗誘致等の意見があり、これについても同様の回答となった。
 このほか、工業誘致のための土地整備について否定的な意見があったが、同町は工場等の誘致により地域経済活力・行政サービスの向上に繋がる考えを示し、引き続き事業を進めていく。
 同計画では、まちづくりの将来像を「みんなが輝く活力あふれる河合町~豊かさと幸せを~」とし、基本方針を踏まえてまちづくりを進める方針。全体構想でのまちづくり方針を踏まえて、各地域別に地域の実情や特徴に応じた地域別構想を設定。
 佐味田川沿いに集落が形成され、公共施設や寺社等が分布している第1地域(南)は、定住人口の維持を図る他に馬見丘陵公園の魅力向上に向けた取り組みを推進する。池部駅や法隆寺ICがある第1地域(北)では、駅周辺を馬見丘陵公園との連携による土地利用の活性化。大和川と不毛田川の合流地点では、浸水被害軽減に向けて調整池整備等を推進する。
 第2地域には西大和ニュータウンが位置し、住宅地域では住宅ストックの利活用を促進、生活利便施設集積エリアでは商業地等の魅力を高めることで生活拠点としての利便性向上を図る。西大和ニュータウン南東部に位置する第3地域は、町立公民館や体育館、防災備蓄倉庫の施設の新たな利活用を計画的に推進し、防災拠点としての機能強化を図る方針。将来都市構造の各拠点エリアは次の通り。

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