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新規産業の誘導に向けた受け皿の確保等へ 大宇陀野依地区地区計画

2025.9.18 宇陀市

宇陀市は大和都市計画「大宇陀野依地区地区計画」の原案を作成。10月1日までまちづくり推進課または同市ホームページにて縦覧に供し、10月8日まで原案に対する意見を持参または郵便で受け付ける。担当はまちづくり推進課(0745―82―5624)。
 同地区は、県道高塚野依線、市道野依篠楽線及び市道春日野依線に接し、国道166号及び国道370号に近接する広域交通の利便性が高い地区。都市計画マスタープランにおいて、都市活力向上の維持・向上のための産業基盤整備や新規産業の誘導に向けた受け皿の確保等を目指した産業ゾーンに位置付けられている。このことから、沿道の無秩序な街区の形成を防止し、周辺の自然環境・住環境との調和に配慮しつつ、工場・研究等の産業機能の立地を誘導し、あわせて、生産現場の体験・見学等を目的とした就労支援・産業観光を促進する教育・交流機能の立地を誘導することにより、雇用の創出と地域経済の活性化に寄与する地区の形成を図る。
 土地利用については周辺の自然環境・住環境との調和に配慮しつつ、交通利便性を活かした産業ゾーンとして、工場等を主とした土地利用を図る。建築物等の整備については、雇用の創出と地域経済の活性化に寄与する産業の立地と適正な土地利用を誘導し、周辺環境と調和した良好な街区の形成を図るため建築物等の用途や容積率、建蔽率の最高限度、敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限、建築物の高さ制限、建築物の高さの最高限度、垣またはさくの構造に関し制限を定める。建築物の容積率の最高限度が200%で建蔽率は60%、建築物の敷地面積の最低限度は500平方㍍。ただし地区計画が指定された際、現に当該地区内に存するものについてはこの限りではない。このほか、建築物の高さ制限は地盤面より15㍍、垣またはさくの構造の制限敷地内に設置する垣、柵の構造は高さ(宅地地盤面からの高さ)1・8㍍以下の生垣(生垣を支える宅地地盤面からの高さ0・6㍍以下のブロック積擁壁を含む)、木竹製塀(柱等は木竹製以外のものでも可)、透視可能な鉄柵またはフェンス。

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