一般記事
造成工事設計を実施 運転免許センター新庁舎整備 13年度内供用へ9年度から造成
2025.8.29 県警察本部
奈良県警察本部は、13年度内に供用をめざしている運転免許センター新庁舎整備に先立ち、9年度からの造成工事に必要な基本設計と実施設計及び開発許可申請を行うことで円滑かつ適正な整備事業の推進を図ることにしている。
一般競争入札「運転免許センター新庁舎整備事業造成工事設計業務委託第07―19―設号」を9月18日に開札して業務を委託する。業務場所は田原本町大字阪手他。業務は基本設計(設計、防災等)、敷地面積6万2000平方㍍、開発許可申請等、実施設計(整地、防災等)。委託期間9年3月31日。予定価格6875万円込、調査基準価格5517万6000円込。担当は警務部施設装備課営繕係(電話0742―23―0110内線2297)。業務内容は次の通り。
【基本設計業務(令和7年度業務)】
▽設計条件設定=与条件及び現地状況を基に計画の細部についての条件設定を行う。
▽整地設計=敷地全体の最適な整地計画を検討し、土工量を把握するとともに法面と擁壁等の概略設計を行う。
▽防災設計=盛土造成されることにより新たに発生する事象に対する防災施設(暗渠排水、貯留施設等)について設計を行う。
▽排水設計=事業地内の農業用水と雨水排水系統及び造成工事中の仮排水路等を検討し、施設設計を行う。
▽公園緑地設計=公園・緑地としての活用方法を幅広く検討し、利用方針・施設の配置計画を行う。
▽施工計画=以上の各項目や与条件すべてを考慮し、実際の工事工程計画の策定を行う。
▽工事費概算・年次計画=施工計画に基づき、工事施工に必要となる数量計算書・工事費の算定(※ 撤去設計も含む)を行う。また、工事の年次計画を検討する。
▽設計説明書=以上の内容を取りまとめる。
【開発許可申請等(事前相談、事前協議)(令和7年度業務)】
基本設計を基に関係機関と事前協議を行う。
【実施設計業務(令和8年度業務】
▽設計条件の検討・整理=基本設計で定めた設計条件設定を基に関連機関との調整内容等を踏まえて実施設計のための設計条件や各種基準の確認を行う。
▽整地設計=整地計画に必要となる土工量を算出する。また、整地計画に伴う法面と擁壁等について設計を行い、整地計画図・構造図を作成する。合わせて工事数量を算出する。
▽防災設計=工事に際して必要となる工事中(沈砂地、仮排水等)と工事後(暗渠排水、貯留施設)の防災施設の設計を行い、防災計画図・構造図等を作成する。
▽排水設計=流域図を作成して排水施設(排水路、排水管路)の規模と構造を決定し、設計図として平面図・縦断図・構造図等を作成する。また、設計図を基に工事数量を算出する。
▽公園緑地設計=公園と緑地について計画平面図・構造図を作成する。また、設計図を基に工事数量を算出する。
▽工事費概算=実施設計により算出された工事数量に基づいて概算工事費を算出する。
【開発許可申請等(令和8年度業務)】
敷地造成により必要となる①開発行為事前協議②公共施設管理者協議(法第32条の協議)③開発許可申請④下水道法施工協議⑤土壌汚染対策法協議⑥公共用地協議―について協議と申請に必要な図書を作成する。各種協議と申請は了承通知、許可、施工承認等の協議完了までの作業(申請等費用含む)。
日本工営都市空間に委託してまとめた基本計画では、運転免許センター再整備についてDBO方式のPFIを事業方式として事業費89億円で、7年度から事業者選定を始めて9年度上半期には事業者を決定し、9年度からの4~5年間を施設整備(設計・建設)に充て13年度内に供用開始して34年度までの15年間を維持管理・運営機関とする。7年度から発掘調査と造成設計を進め、9年度~11年度上半期に造成工事、14年度からの既存施設解体・撤去に向けて12年度から設計を行う―とした。
7年度当初予算で運転免許センター施設整備事業に6612万1000円と債務負担行為5474万7000円を確保し、老朽化に伴う移転建替整備の埋蔵文化財発掘調査委託と造成設計業務委託及びPFI手法アドバイザリー業務委託ほかを行うとしている。
大和平野中央プロジェクトまちづくりは、川西町・三宅町・田原本町と3年5月に協定を締結し、4年3月には「大和平野中央プロジェクトまちづくり基本構想」をオオバで策定したものの、見直しを進めた。すでに用地29㌶を約48億円で取得済。構想見直しでは、田原本町の用地(阪手北・西井上地区。6・5㌶)活用について県警察本部が、築後50年以上が経過して老朽化に伴う建替を検討してきた運転免許センター(約5・6㌶)の移転新築に充てるほか、県警交通機動隊(奈良市)と県警音楽隊(宇陀市)を移転させる。
配置計画は①試験コースの西側は隣接する住宅街に配慮して緩衝材として樹木を計画②住宅街への騒音対策として音が問題となり難い高齢者コースを西側に計画③運転免許センターの建物は西側の福祉施設や南側の公共施設に配慮して可能な限り敷地境界線からセットバック④駐車場への入庫時・出庫時の渋滞対策として南側及び東側からのアプローチには適正な幅員を確保するとともに場内誘導路を計画⑤駐車台数は現在よりも多い485台を計画(想定。EV充電駐車マスを設置した場合は駐車台数が減少する可能性がある)。
事業方式の評価では、従来方式とPFI方式の比較した結果(事業費は従来方式が109億2200万円、PFI方式が89億円)を踏まえ、民間ノウハウを活用することで品質向上や建設・維持管理等の効率化に伴うトータルコストの削減等が期待できる観点から、事業の実施においてPFI方式(BTO方式)により事業を進めることとした。
今後の課題は①公募条件の検討②要求水準の検討③交通手段(アクセス)の検討=建設予定地へのアクセス確保のため最寄り駅からの交通手段について区域運行型デマンド交通の活用を含めた交通手段について検討予定④付帯事業=利用者の利便性向上を始め地域住民に対しての地域貢献と運転免許センターで働く職員の福利厚生の向上の観点から検討。自主事業は民間からの提案を期待して収益性の確保が重要となるため導入の可能性を引き続き検討する⑤既存運転免許センターの跡地活用または解体撤去。
一般競争入札「仮称新第二庁舎整備等調査検討業務委託第07―23―調号」によりオオバに業務を委託して進めている。業務は施設の現状把握と課題の整理、整備候補地周辺状況の調査・把握、整備基本方針の作成、仮称新第二庁舎の整備に必要な敷地・庁舎規模の検討、事業計画の検討(配置図等の作成、概算事業費の算定、事業手法の検討)。委託期間8年3月31日。