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河川部 早期の土砂災害箇所判読把握 パスコで業務進む 人工衛星画像の利活用も検討
2025.7.22 近畿地方整備局
近畿地方整備局河川部は、簡易公募型プロポーザル「令和7年度人工衛星画像を活用した土砂災害発生箇所判読業務」について、パスコ関西事業部(大阪市浪速区湊町)と3327万5000円込(予定価格と同額)で契約を締結して委託、業務を進めている。
業務は、豪雨や地震等に伴う土砂災害発生箇所の早期把握のために、人工衛星画像を利用した発生箇所の抽出を実施する。また、人工衛星画像の利活用手法について検討するとともに、土砂災害発生箇所判読の高度化を目的とする。
主な業務内容は①計画準備1式②土砂災害発生箇所の判読1式③判読の精度向上に向けた検討1式④自動判読技術等の活用による判読作業の省力化・高度化の検討1式⑤判読結果の利活用方法の検討1式⑥関係機関協議1式⑦報告書作成1式。委託期間8年3月31日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に37者から入札説明書等のダウンロードがなされ、4者から参加表明書の提出があり、その参加資格を有する4者を技術提案書の提出者として選定し、そのうち3者から提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、パスコの提案が103点満点中91・5点で他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。他の提案者はオリエンタルコンサルタンツ、日建技術コンサルタント。それ以外の参加表明書提出者は中電技術コンサルタント。