一般記事
県公園企画課 民活導入可能性を調査 馬見丘陵公園賑わい創出と維持管理 Park―PFIや指定管理を検討
2025.5.27 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、県営馬見丘陵公園の賑わい創出と維持管理のための財源確保を図ることから、公募設置管理制度(Park―PFI)や指定管理(イベントなどのソフト事業の実施を含む)の民間活力を活用した事業等の導入を検討するため、令和7年度に民間活力導入に当たっての課題や民間事業者の参画意向等を整理し、事業の実施可能性について評価する
一般競争入札「令和7年度馬見丘陵公園民間活力導入可能性調査業務委託」を6月6日に開札して業務を委託する。業務場所は河合町及び広陵町の県営馬見丘陵公園。委託期間8年3月19日。問い合わせ先は総務企画係(電話0742―27―7517)。業務内容は次の通り。
【計画準備】
業務の目的・趣旨を把握・理解したうえで業務計画書を作成する。
【市場調査】
民間活力事業に関して民間事業者の意向を調査する。
▽検討資料の作成=民間事業者が馬見丘陵公園での民間活力事業の実施を検討するのに参考となる資料を作成する。馬見丘陵公園全体の概要とともに、馬見丘陵公園の各エリアの図面とその特徴(地形、人流の状況及び法規制などの情報を含む)を記載する。
▽ヒアリング調査の実施=馬見丘陵公園での民間活力事業の実施の可能性のある民間事業者を発掘し、ヒアリング調査を実施する。ヒアリング調査に先立って質問項目①民間活力事業の手法②展開する事業内容(事業規模や想定利用者数などを含む)③事業実施に係る条件(出店場所、事業期間、管理・運営方法、官民費用負担等を含む)④収益見込み⑤事業の試行(トライアル)に関する意向(内容や条件等を含む)―などを記載したヒアリングシートの案を作成する。なお、ヒアリングを実施する民間事業者の数は金融機関5者以上、商業事業者30者以上、指定管理事業者15者以上、その他(イベント事業者等)10者以上とする。また、県が希望する場合にヒアリングに職員を同行させる。
▽報告書の作成=ヒアリング結果について全体的な傾向と各事業者の意向をとりまとめた報告書を作成する。
【事業の試行(トライアル)の募集】
民間事業者によるトライアル(民間事業者が馬見丘陵公園での民間活力事業の実施に向けて事業の実現性や収益性などを検証するために必要な事業の試行)を募集するための要項を作成し、実際の募集業務を支援として対象となる民間事業者への周知や働きかけと応募書類の整理や内容の確認などを実施する。
【その他の民間活力導入手法の検討】
Park―PFIや指定管理以外の民間活力導入手法(公園施設管理許可、ネーミングライツ等)について先行事例を収集し、馬見丘陵公園での実施可能性を検討する。
【報告書の作成】
業務で得られた結果を整理し、とりまとめた報告書を作成する。