一般記事

新所長 「家族を大切に」「仲良く」仕事を

2025.5.23 県五條土木事務所

 家族に支えられて生きてきたし生きていく。「いい仕事をするためには、まず家族への感謝が大事だと思っている。所員にも家族を大切に」さらに仕事は1人では進めていくことはできないから一緒に頑張れる仲間が大切で「仲良くしてください」と伝えた。
 五條土木事務所の管内はほとんどが山間地域で道路が唯一の交通手段。近年は全国各地で大規模災害が頻発している。紀伊半島アンカールートを構成する国道168号の整備は重要。「令和6年3月に阪本工区が完成。現在は新天辻工区の工事進入路の整備や終点側の切土工事等」を進め、その他に国道425号、高野天川線等の生活の基盤となる道路を整備している。
また、国道168号(十津川村長殿)、川津高野線(十津川村山天)、等の道路災害防除、鍛治屋谷(五條市大塔町)や池津川(野迫川村池津川)等の砂防、殿井地区(十津川村出谷)、北股地区(十津川村北股)等の急傾斜地崩壊対策、堆積土砂撤去を始めとする河川の事業を挙げ「防災・減災対策として取り組んでいく」と力強い。
吉野土木事務所の時に、平成23年の紀伊半島大水害があり、現場確認から事務所に帰った時に直前に走行した国道169号西谷橋(川上村迫)が決壊したことを知った。「少し間違えば死んでいたかも、と背筋が凍る」思いをした。寝ずに作業に当たり「みんなが協力すれば乗り越えられる」と振り返る。
楽しみは3人の子どもとスマブラやマリオカートのゲームをすること。「遊んもらえるうちは遊ぼうと思っている。たまに夜遅くになり奥さんに叱られている」と笑った。モットーは「何事も一所懸命にやればなんとかなるさ」だそう。昭和47年9月29日生まれの52歳、家族は奥様と高校生の長男、中学生の次男と三男。生まれも育ちも宇陀市室生。
 【略歴】平成8年鳥取大学工学部卒、県庁へ入庁し河川課配属、13年五條土木事務所(十津川)、16年技術管理課、19年桜井土木事務所、23年吉野土木事務所、26年大阪府都市整備部道路整備課、28年奈良公園室係長、31年流域下水道センター課長補佐、令和3年吉野土木事務所計画調整課長、5年道路建設課主幹、6年奈良土木事務所次長、7年現職。(吹上)

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