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県景観・自然環境課 環境科学大阪を特定 奈良県版レッドデータブック改訂 野生動植物保護対策の基礎資料

2025.4.15 県水循環・森林・景観環境部

 奈良県環境森林部景観・自然環境課は、公募型プロポーザル「令和7年度奈良県版レッドデータブック改訂業務」について、環境科学大阪(大阪府豊中市岡町南1丁目1番10号、佐藤亮代表取締役)からの企画提案書等提出物による書類審査及びオンラインでのプレゼンテーション審査を行い、選定委員会で400点満点中322点の評価を得たことから受託者として特定した。
 業務は、奈良県希少野生動植物の保護に関する条例の対象となる動植物を明らかにし、野生動植物の保護対策を講じるうえでの基礎資料を整備する。また、生物多様性の保全とその持続的な利用の普及啓発を図り、環境アセスメントなど開発行為と自然保護の調整を図るうえでの基礎資料として活用するため「奈良県版レッドデータブック」及び「奈良県野生生物目録」の改訂作業を4年間で行う。
7年度はその3年目であり、改訂委員会を1回開催して執筆フォーマットを決定するとともに、分科会による年間調査を実施し、奈良県版レッドリスト及び奈良県野生生物目録の年次とりまとめを行う。委託上限額1299万9800円込。委託期間8年3月31日。担当は生物多様性係(電話0742―27―8757)。業務内容は次の通り。
▽奈良県版レッドデータブック改訂に係る作業の推進=レッドデータブックの改訂委員会及び各分科会の運営を行い、改訂作業を推進する。
▽各専門分科会の効果的な活動支援=8つの専門分科会が効果的な調査活動を行えるように各分科会の事情に応じた活動支援を行う。
▽ワーキングメンバーの保険加入=奈良県版レッドデータブック改訂に協力するメンバーについて調査時の怪我等に対応できる保険に加入する。
▽奈良県版レッドリスト及び奈良県野生生物目録の年次とりまとめ=奈良県版レッドリスト及び奈良県野生生物目録の年次とりまとめ(8年2月末時点)を行う。
▽奈良県版レッドデータブック2026改訂版の執筆フォーマット案の作成=奈良県版レッドデータブック2026改訂版の執筆フォーマット案を作成する。
▽実施内容とりまとめ・報告書作成=実施内容をとりまとめと全体報告書及び各分科会報告書を作成する。

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