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県下水道マネジメント課 流域下水道管渠緊急点検等 39ヵ所で空洞の疑い 地中レーダーで有無確認へ
2025.2.20 県土マネジメント部
奈良県県土マネジメント部下水道マネジメント課は、流域下水道管渠の緊急点検等を行った結果、39ヵ所で空洞の疑いを発見、このうち2ヵ所については比較的浅い位置にあり路面陥没発生の可能性が高いことから、速やかに立入禁止措置または補修工事を実施した。
1月28日に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、国土交通省からの要請により下水道管路の緊急点検及び流域下水道管が埋設されている箇所の路面下空洞調査を2月2日から行ったもの。
調査対象箇所は大和川上流・宇陀川流域下水道(第一処理区 浄化センター)で、φ2㍍以上の管渠を対象に延長約15㌔㍍(マンホール106ヵ所)、うち流域下水道管渠の上部が道路等である約14㌔㍍について路面下空洞調査探査車等による調査を実施した。
措置と補修を実施した2ヵ所以外の37ヵ所については今後、ハンディ型地中レーダーで空洞の有無を確認し、空洞が確認された箇所について道路舗装に小口径の孔を掘削してスコープカメラを挿入し、空洞の厚さや大きさを確認する。
なお、残る約1㌔㍍は浄化センターの敷地内、川西町管理の公園、河川横断部等 であり、目視により異状がないことを確認した。引き続き日常点検や定期点検等を適切に実施し、異状を確認した場合は早急に対応するなど安全・安心な下水道施設の運営管理に努める―としている。