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奈良国道 2月17日まで参加受付 上池原トンネル詳細設計他業務

2025.2.10 近畿地方整備局

 近畿地方整備局奈良国道事務所は、「国道169号上池原トンネル詳細設計他業務」に簡易公募型プロポーザルを適用して2月4日に公示した。参加表明書を2月17日正午まで、技術提案書を3月10日正午まで受け付ける。説明書等は2月17日正午まで交付する。  業務は、国道169号上池原トンネル詳細設計他の実施を目的とする。業務場所は奈良市。委託期間12月26日。主な業務内容は次の通り。
▽一般構造物設計(一般構造物詳細設計)=場所打ち法枠(1ヵ所) 1式、擁壁安定検討(2ヵ所) 1式、落石防護網(1ヵ所) 1式。
▽トンネル設計(山岳トンネル詳細設計)=山岳トンネル詳細修正設計(L2772㍍) 1式、支保構造検討(FEM解析)3断面、工事用トンネル詳細設計(L125㍍)1式。
▽橋梁設計(橋梁詳細設計)=鋼製永久桟橋詳細設計(図面、数量)(L126㍍)1橋。
▽共通(設計業務)(打合せ等)=関係機関打合せ協議1式。
参加資格は単体企業、同一の組合または同一の設計共同体のいずれかで、近畿地方整備局(港湾空港関係を除く)における令和7・8年度一般競争(指名競争)参加資格の定期受付の受付期間中において希望業種を土木関係建設コンサルタント業務として申請していること―など。申込先及び交付場所は奈良国道事務所内の近畿地方整備局総務部総務事務センター奈良・三重分室(電話0742―88―7830)。
 近畿地方整備局は、「国道169号上池原トンネル他工事」「国道169号上池原トンネル他工事に係る技術協力業務」をWTO適用の総価契約単価合意方式公募型プロポーザルで選考している。契約後VE方式の試行、建設キャリアアップシステム義務化モデル工事の試行対象、建設リサイクル法適用。 
 この案件は技術協力・施工タイプの対象工事であり、優先交渉権者(技術評価点が最も高い者)として選定された者と技術協力業務の委託契約を締結した後、同局と優先交渉権者との間で工事価格等の交渉を実施し、交渉が成立した場合に本建設工事の契約を締結する。なお、優先交渉権者と価格交渉が成立しなかった場合は次順位の者と同様の手続きを行い、以降交渉が成立するまで次順位以降の者と同様の手続きを行う。
 工事場所は下北山村前鬼~上池原。工事内容は▽技術協力業務=設計計画1式、現地踏査1式、本体工設計1式、施工計画・仮設備計画1式。予定工期(業務完了日)3月31日▽本建設工事=工事延長2870㍍、道路トンネル(NATM)(標準部内空断面積 53平方㍍)、掘削2778㍍、覆工2778㍍、坑門工2基、仮設工1式。予定工期契約締結日の翌日~11年3月31日。参考額は、本建設工事に先立って実施する技術協力業務の900万円込程度、本建設工事150億円込程度を想定している。
 公告での参加資格は単体または2社または3社による特定JV▽近畿地方整備局における令和5・6年度一般競争(指名競争)参加資格「一般土木工事」の認定を受けていること。また、技術協力業務の優先交渉権者選定通知の日までに近畿地方整備局における5・6年度「土木関係建設コンサルタント業務」に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていること▽一般土木工事に係る経営事項評価点数が1200点以上であること▽平成21年度以降に元請として完成し引渡しが完了した、単体とJVの1社はNATM工法によるトンネル工事でトンネル代表内空断面積(覆工後の内空断面積)が45平方㍍以上・トンネルの施工延長が掘削1400㍍以上覆工1400㍍、その他の構成員はNATM工法によるトンネル工事でトンネル代表内空断面積(覆工後の内空断面積)が45平方㍍以上の施工実績を有すること―など。担当は総務部契約課契約第一係。
 一昨年12月に、国道169号下北山村上池原で崩土被害が発生し、国の権限代行による災害復旧事業を進めている。これまで「国道169号下北山村上池原地区防災対策検討委員会」(委員長・大西有三京都大学名誉教授)において本格復旧案の検討を進め、同委員会の意見を踏まえ、本格復旧の内容として別線トンネルルートに決定している。対象区間は下北山村前鬼~上池原で、別線トンネルルートによる本格復旧総延長約2・9㌔㍍、土工約0・2㌔㍍、トンネル約2・7㌔㍍。
 奈良国道事務所は、「下北山村地区トンネル詳細設計他業務」を簡易公募型プロポーザルによりオリエンタルコンサルタンツ奈良事務所(奈良市大宮町5―3―14不動ビル)に委託して業務を進めている。業務は、国道169号下北山村においてトンネル詳細設計他の実施を目的とする。主な業務内容は山岳トンネル詳細設計(L2700㍍)1式、打合せ等(打合せ1式、関係機関打合せ協議1式)。委託期間3月20日。

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