一般記事
公共交通活性化協 2月14日まで応募受付 「ぐるっとバス」運行事業者 快適な観光周遊環境を提供 奈良公園ルート7・1㌔㍍
2025.1.28 県産業・観光・雇用振興部
奈良中心市街地公共交通活性化協議会(会長・仲川元庸奈良市長)は、令和7年度「ぐるっとバス」運行準備業務・令和7年度「ぐるっとバス」運行業務の事業者を募集している。応募提案書を2月12日正午まで受け付け、選定委員会で応募者からの応募提案書の内容を2月17日に行うヒアリングにより審査して事業者を選定し、2月20日頃までに審査結果を通知する。奈良市内の周遊環境を高め、多くの人に奈良観光を楽しんでもらうため、近鉄奈良駅と奈良公園など主要な観光地を周遊する「ぐるっとバス」の7年度運行事業者を募集するもの。
参加資格は▽道路運送法第3条第1項イに規定する一般乗合旅客自動車運送事業者として同法第4条の規定による国土交通大臣の許可を有すること▽平成 27年1月1日以降公告日(1月22日)までに完了した道路運送法第3条第1項イに規定する一般乗合旅客自動車運送事業の受注実績があること―など。担当は奈良県観光局奈良公園室奈良公園整備係内の同協議会事務局(電話0742―27―8036)。
同協議会は、渋滞対策と観光振興を目的として、主要な観光地である平城宮跡や奈良公園周辺への快適な周遊環境を提供するとともに、公共交通の利用促進を図ることにより奈良観光のさらなる魅力向上に取り組んでいる。その施策の一つとして7年度「ぐるっとバス」の奈良公園ぐるっとバスルートの運行に関する業務について事業者の募集を行うもの。
業務は7年度の協議会予算確保を前提としていることから、諸事情により当該予算確保ができなくなった場合には事業内容を見直すことがある。提案上限額はバスの運行に係る費用(①+②)から収入の見込額③を控除した4126万8000円込とする。①運行準備業務費579万7000円込②運行業務費(ラッピング費用を除く)4314万円込③収入の見込額766万9000円込。
運行業務は、主要な観光地である奈良公園周辺への快適な周遊環境を提供するとともに、公共交通のさらなる利用促進を図ることを目的とする。また、バスの運行に当たっては安全確保に細心の注意を払い、次の運行業務を行う。
委託期間は運行準備業務が契約の翌日~3月31日、運行業務が4月1日~8年3月31日となっており、6年度に運行準備業務、7年度に運行業務を実施する。乗車運賃は1乗車大人(中学生以上)250円込、小児(中学生未満)130円込を想定している。
奈良公園ぐるっとバスルートは「近鉄奈良駅」を起終点とし、約7・1㌔㍍の循環系統、バス停留所は11箇所(図参照)とし、運行時間は午前10時頃~午後5時頃までを始発便から終発便までの出発時刻とする。また、運行間隔は20分間隔とする。全長9m以下の小型車両でノンステップバスまたはワンステップバス、同時に運行可能な台数は4台(待機車両1台を含む)。