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県建築安全課 改変を判別・抽出へ 土地規制区域衛星画像調達 一般競争入札を2月14日に開札

2025.1.28 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局建築安全課は、指定する範囲について令和7年度に人工衛星からの新規撮影による画像調達を行い、土地規制区域での違反行為等の発見に資する一定規模以上の土地の形状変更、森林伐採、構造物・工作物の建築・撤去等の土地の改変を判別・抽出する。
一般競争入札「令和7年度土地規制区域衛星画像調達及び判別業務委託」を2月14日に開札して業務を委託する。委託期間8年3月17日。問い合わせ先は監察・盛土対応係(電話0742―27―7546)。
業務は、県が指定する範囲について人工衛星からの新規撮影による画像調達を2回行う。また、県が提供する6年度業務で2回目に調達した衛星画像(7年度2回目の衛星画像新規調達範囲と同範囲)と新規調達する1回目の衛星画像、新規調達する1回目の衛星画像と新規調達する2回目の衛星画像を比較のうえ、一定規模(500平方㍍)以上の土地の改変を判別・抽出し、土地の改変状況(抽出箇所、抽出理由)の一覧等を作成する。
1回目の衛星画像新規調達範囲は県全域の約3691平方㌔㍍、2回目の衛星画像新規調達範囲は奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市(旧西吉野村、旧大塔村は除く)、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山添村、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、高取町、明日香村、御杖村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町全域を含めた約1771平方㌔㍍の範囲で、1回目及び2回目の衛星画像比較範囲は約1771平方㌔㍍。
調達した衛星画像を利用して判別・抽出作業を行い、抽出箇所と抽出理由の一覧、衛星画像上で抽出箇所がどこかわかるよう示された資料(PDF形式)、判別・抽出された箇所の時系列変化が確認できる資料(PDF形式)を作成する。
判別・抽出作業は2回と、AI自動判読モデルによる判別・抽出を行うなどAI技術の活用による判別精度の向上に努める。また、NDVIとGSIを用いた自動抽出手法も用いて実施する。
比較対象は県が提供する①令和6年度業務で2回目に調達した衛星画像②新規調達する1回目の衛星画像と新規調達する1回目の衛星画像と新規調達する2回目の衛星画像。①と②についてそれぞれ比較判別し、面積500平方㍍以上の土地の改変が疑われる箇所を抽出する。土地の改変箇所の面積は改変箇所のみで計測することを基本とする。
▽抽出するものの例=①盛土、切土、土砂投棄、土砂掘削等の土地の形状変更②森林伐採③建物・工作物の建築・撤去等。
▽抽出不要なものの例=①大幅な土地造成を伴わない戸建て住宅の新築、建替②明らかな災害による土地の形状変化やブルーシート等の措置③小規模(1000平方㍍以下)の建物・工作物の撤去・解体。

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