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県畜産課 家畜保健衛生所再編整備 今夏までに基本構想 建替候補地案を絞り込み 1月28日まで参加受付
2025.1.23 県食と農の振興部
奈良県食農部畜産課は、「奈良県家畜保健衛生所再編整備基本構想作成業務」に公募型プロポーザルを適用して1月21日に公告した。参加表明書を1月28日まで受け付けて書類審査を行って上位5者までを選定、技術提案書を2月13日まで受け付け、ヒアリングを2月中旬に実施し、参加表明書と技術提案書及びヒアリングを基に審査して最高得点者を特定する。
10月16日公告分、10月31日再公告分、さらに12月24日再々公告分はいずれも表明書の提出者がなかったことから中止とした経緯がある。
業務は、家畜保健衛生所業務第一課及び業務第二課の機能の統合及び建替を検討し、業務スケジュールの立案、 防疫衛生上適切な平面図及び施設配置等の作成、建替候補地案の作成及び絞り込み並びに地元及び関係者向け資料の作成等を行うもの。委託料上限額930万6000円込を限度とする。委託期間7月31日(中間報告5月16日まで)。9月補正予算で家畜保健衛生所再編整備検討事業として1430万円を新たに計上した。
家畜保健衛生所業務第一課(大和郡山市筒井町600―3)及び家畜保健衛生所業務第二課(御所市南十三152―1)の建物の老朽化が進行するとともに、建物の耐震性が低いことから改修等の対応が必要である。
また、平成30年以降に国内で豚熱感染地域が拡大しているのに加え、令和4年度には高病原性鳥インフルエンザが全国的に多発した。今後も警戒を要することから、バイオセキュリティを向上させる必要性が高まっており、より衛生的な施設への転換が求められている。現行の施設ではダーティーゾーンとクリーンゾーンの動線が交差し、感染を拡大させるおそれがあることから建物の配置から根本的に見直しが必要となっている。
この業務は、以上の課題を改善するため家畜保健衛生所業務第一課及び第二課の機能の統合及び建替を検討することが目的。家畜保健衛生所における現状の課題を整理したうえで基本構想作成に係る業務を実施する。詳細な業務内容は1月9日②面参照。