一般記事

観光と環境が両立したまちづくり目指して 龍田古道整備プロジェクトを開始

2024.12.17 三郷町

 三郷町は、龍田古道や大和川の環境整備を行うにあたり「日本遺産『もう、すべらせない!!』龍田古道整備プロジェクト」をふるさと納税型クラウドファンディングで寄付を募っている。目標寄付金額は100万円とし、12月27日まで受け付ける。寄付はさとふるクラウドファンディング事業紹介ページ(https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=496)にて手続きが可能。担当はものづくり振興課(電話0745―43―7343)。
 龍田古道は、古代に聖徳太子や天武天皇、聖武天皇によって整備された龍田道以外にも大和川の水運や山越えの道を総称したもの。飛鳥時代・奈良時代には大和の都と河内を結ぶ官道として置かれ、斑鳩に居を構えた聖徳太子が設置した日本最初の官道であったと考えられている。
 万葉集では瀧や桜、黄葉等の景観を詠んだ歌が多く残るが、都市化や亀の瀬の地すべりの影響もあり大きな変化を余儀なくされてきた。一時はかつての面影が失われた中、桜の植樹や川の水質改善に取り組んだ人々の意思を受け継ぎ、同町は和歌に詠まれるような美しい景観に少しでも近づけたい願いから同プロジェクトに取り組む。

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