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奈良国道 オリコンに業務委託 下北山村地区トンネル詳細設計他 山岳トンネル2700㍍
2024.9.24 近畿地方整備局
近畿地方整備局奈良国道事務所は、簡易公募型プロポーザル「下北山村地区トンネル詳細設計他業務」について、オリエンタルコンサルタンツ奈良事務所(奈良市大宮町5―3―14不動ビル)と5277万8000円込(予定価格と同額)で契約を締結して委託、業務に着手した。
業務は、国道169号下北山村においてトンネル詳細設計他の実施を目的とする。主な業務内容は山岳トンネル詳細設計(L2700㍍)1式、打合せ等(打合せ1式、関係機関打合せ協議1式)。委託期間7年3月20日。業務場所は奈良市大宮町3丁目5番11号(奈良国道事務所)。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に56者から業務説明書等のダウンロードがなされ、9者から参加表明書の提出があり、うち5者が参加資格を有していた。 その5者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書と技術提案書を評価した結果、オリエンタルコンサルタンツの提案が103点満点中100点で他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。
他の技術提案書提出者はパシフィックコンサルタンツ、エイト日本技術開発、日本工営、大日本ダイヤコンサルタント。それ以外の参加表明書提出者はセントラルコンサルタント、建設技術研究所、東京コンサルタンツ、八千代エンジニヤリング。
昨年12月に、国道169号下北山村上池原で崩土被害が発生し、国の権限代行による災害復旧事業を進めている。これまで「国道169号下北山村上池原地区防災対策検討委員会」(委員長・大西有三京都大学名誉教授)において本格復旧案の検討を進め、同委員会の意見を踏まえ、本格復旧の内容として別線トンネルルートに決定している。
対象区間は下北山村前鬼~上池原で、別線トンネルルートによる本格復旧総延長約2・9㌔㍍、土工約0・2㌔㍍、トンネル約2・7㌔㍍。