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県公園企画課 TDM施策を実施へ 馬見丘陵公園渋滞対策検討 社会実験に向けた準備も

2024.9.19 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、馬見丘陵公園ではフェア開催期間等において、周辺道路で渋滞が起きる等の問題が生じでいるため、既往業務で交通量調査結果等を基に検討を行った交通需要マネジメント(TDM)を受け、来春にかけてTDM施策を実施する際の管理運営について検討を行うとともに、TDM施策の社会実験に向けた準備を行う。
 県建設産業課で一般競争入札「馬見丘陵公園渋滞対策検討業務委託(補助都市計画公園事業(社会資本))第711―1―委―5号」を11月5日に開札して業務を委託する。参加には平成26年4月1日以降公告日(9月10日)までに完了した国または地方公共団体が発注した「社会実験」及び「交通需要マネジメント(TDM)」業務の元請実績が必要。
業務場所は広陵町大野・寺戸・河合町山坊。業務は管理運営の検討、社会実験の準備。委託期間7年5月30日。予定価格1346万4000円込、調査基準価格1080万2000円込。担当は都市公園係(電話0742―27―8069)。
打ち合わせ協議は業務着手時・中間3回・成果品納入時の計5回。業務の目的・主旨を把握したうえで業務計画書を作成し、次の業務を行って照査し、業務の成果として報告書を作成する。
【課題の分析】
TDM施策を実施する際の想定される課題を抽出して①費用対効果②周辺道路の交通需要・容量③馬見丘陵公園の駐車場需要・容量―の視点を考慮して分析する。
【課題への対応】
抽出した課題に対して対応策として、可能な限り定量的な指標を用い、過去のアンケート調査結果等の既存資料や他地域の類似事例を収集し、駐車場有料化の料金体系や徴収方法等を検討する。
【社会実験計画書の作成】
▽試行実施に関する実験計画書の作成=検討した対応策の妥当性を検証するために試行的に料金徴収等を実施する際の計画書案(人員配置計画、駐車場内の資機材配置計画、広報計画、効果検証計画、追加の駐車場の仮設計画、駐車場情報提供の仮設計画)を作成する。作成した計画書案を基に道路及び公園管理者と協議を行い、協議での指摘を踏まえて計画書を作成する。
▽試行実施に関する検証方法の検討=駐車場有料化についての是非の判断に資するデータを収集するため、利用者アンケート調査など収集するデータや収集方法等を検討する。
▽試行実施の事業スキームの検討=試行実施する際の実施体制及び資金収支等の事業スキームを検討する。
【関係機関協議資料等の作成】
予定している決定した内容に基づく関係機関との会議の運営や協議用資料・説明用資料を作成する。

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