一般記事

道路等の詳細設計を 一般国道308号宝来ランプ

2024.9.5 県奈良土木事務所

 奈良県奈良土木事務所は、一般国道308号宝来ランプの現在の形態は、大宮道路高架部から第二阪奈有料道路に乗り入れできない等の課題があることから、過年度設計した宝来ランプの設計成果品及び現在業務中の設計に基づき、道路詳細設計等を行う。施工時に必要となる施工ヤードやその確保に伴う通行規制の形態や現道交通の切回しと安全対策及びそれらの実施期間について検討を行ったうえで工法を選定する。
 一般競争入札「一般国道308号宝来ランプ道路詳細他設計委託(地域連携道路事業(国補正))第繰1―5―補―委―12号」を9月19日に開札して業務を委託する。本庁の担当は県土マネジメント部道路建設課事業第一係(電話0742―27―7498)。
業務場所は奈良市宝来4丁目他。業務内容は▽道路詳細設計(A)0・6㌔㍍▽照明施設詳細設計1式(150㍍+220㍍。局部照明施設2ヵ所)▽仮設構造物(土留工)詳細設計2基。委託期間7年10月31日。予定価格2064万7000円込、調査基準価格1657万7000円込。
 都市計画道路大宮通り線は、都市計画道路奈良大阪線「第二阪奈道路」と宝来インターチェンジ(奈良市宝来4丁目)において宝来ランプにより接続されているが、奈良方面から第二阪奈道路を利用する際に、安全性の観点から都市計画道路大宮通り線本線部からの直接乗入を規制しており、利用者にとっては不便な状況にあるとともに、観光振興と地域産業の発展を支える交通結節点としての機能を充分に発揮できていない状況にある。
 そこで本線部からの直接乗入が可能になるランプ構造に変更するため、都市計画道路大宮通り線側道部から本線部への合流位置を西側に変更して側道部の1車線を高架構造にするとともに、側道部との立体交差により都市計画道路大宮通り線本線部から都市計画道路奈良大阪線へ進入する車線(オンランプ)を新設し、ランプの機能向上による骨格幹線道路ネットワークの強化及び地域交通の円滑化を図る。大和都市計画道路「大宮通り線ほか1路線の変更」について3年3月9日付の告示で都市計画を変更している。
 すでに宝来ランプ橋詳細設計は、4年度に近代設計奈良営業所に業務を委託し、鋼3径間連続剛結鋼床版箱桁橋1橋橋長192㍍(径間長70㍍+60㍍+61㍍)の橋梁詳細設計、下部工は逆T式橋台2基(場所打杭基礎2基)、鋼製柱式橋脚(剛結構造)2基(深礎杭基礎2基)、道路詳細設計(A)0・4㌔㍍、一般構造物(補強土)詳細設計2ヵ所(テールアルメ、多数アンカー式擁壁等)、全体施工計画作成及び関係機関との協議資料作成1式―の業務内容で実施。

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