奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局建築安全課は、令和６年度「耐震改修工事を行う事業者向け講習会～達人塾～」を９月２５日に王寺町防災コミュニティセンター（いずみスクエア）で開催する。時間は１３時～１７時で、受付は１２時４５分から。今回は会場での講習会だけでなく、オンラインでの受講も可能となっている。
　受講対象は耐震改修工事を行おうとする工務店等に所属する者（設計事務所も含む）で定員３０名。受講料無料（テキスト４０００円込）。９月１７日まで奈良スーパーアプリより受講申込を受け付けている。問い合わせ・受講申込書送付先は建築審査係（電話０７４２―２７―７５６１）。
　内容は▽耐震改修促進に向けた７つの鉄則▽施工者として知っておきたい補強設計のポイント▽実例で学ぶコストダウンの隠しワザ▽木造住宅の施工品質と耐震性能▽天井・床残したままで金物を施工する極意紹介―の講義のほか、県からのお知らせがある。
　県内各自治体では巨大地震が発生した時の被害軽減に向けた取組みを進めている。そのなかでも日常生活を営む既存木造住宅の耐震化については、被害軽減のため重点的に取り組む課題と考えており、所有者へ向けた普及啓発等を実施している。
　今回、木造住宅の所有者からの耐震化の依頼に適切に対応できる耐震改修事業者を確保するため、耐震改修事業者の技術力向上を図る目的で講習会を開催するもの。今年度は名古屋工業大学高度防災工学研究センターの協力を得ての開催で、耐震改修工事を行おうとする事業者はこの機会に是非受講して既存木造住宅の耐震化に協力いただきたい―としている。
共催は天理市・橿原市・桜井市・五條市・御所市・香芝市・葛城市・山添村・安堵町・川西町・田原本町・曽爾村・王寺町と名古屋工業大学高度防災工学研究センター。後援は 特定非営利活動法人達人塾ねっと。