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県奈良公園室 6年度に基本計画 バリアフリー化箇所を調査 建設技術研究所で業務進む
2024.8.23 県産業・観光・雇用振興部
奈良県産業部観光局奈良公園室は、令和6年度に奈良公園来訪者のさらなる利便性の向上を目的として、園内施設のバリアフリー化や、誰もが快適に奈良公園を利用するための施設のユニバーサルデザイン化方策を検討し、改善に向けた検討結果を基本計画としてまとめる。
建設産業課で一般競争入札「奈良公園バリアフリー化箇所調査業務委託(奈良公園環境改善事業)第808―委―1号」を開札、落札した建設技術研究所奈良事務所(奈良市西大寺南町16―19フロンティアビル)に委託して業務を進めている。担当は奈良公園整備係(電話0742―27―8036)。
業務場所は奈良公園。業務は設計条件等の整理・公園移動円滑化ルート(主要な園路)の設定、奈良公園内の園路・施設等の現地調査・確認、主要な園路・施設等でのバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の検討・基本計画立案、優先順位の設定・整理。委託期間7年3月27日。
業務対象区域は奈良公園平坦部全域(都市公園区域外の県管理施設含む)。猿沢園地1・64㌶、図書館跡地園地0・33㌶、登大路園地3・33㌶、吉城園周辺地区2・71㌶、みとりゐ池園地0・91㌶、浅茅が原園地6・46㌶、荒池園地1・06㌶、鹿苑4・10㌶、瑜伽山園地1・30㌶、浮雲園地3・10㌶、春日野国際フォーラム4・96㌶、茶山園地2・81㌶、春日野園地3・50㌶、東塔跡園地2・09㌶、その他7・99㌶。対象施設はトイレ棟(公園区域内10ヵ所、公園区域外3ヵ所、休憩スペース付有)、休憩舎8ヵ所(猿沢池休憩舎、登大路休憩舎、川股亭、浮見堂、大仏殿駐車場休憩舎、浮雲休憩舎、三社池休憩舎、舟形休憩舎)、登大路バスターミナル、鹿苑、登大路駐車場(公園区域外)、高畑駐車場(公園区域外)、大仏殿駐車場。業務内容は次の通り。
▽計画準備。
▽現地調査=①業務対象及び県が想定する公園移動円滑化ルートを踏査し、施設のバリアフリー化検討箇所とユニバーサルデザイン化に向けて機器設備・案内表示等の改良箇所を把握して課題をまとめ、検討対象箇所を決定する。吉城園・山口氏南都別邸庭園・国際フォーラム庭園は構造上バリアフリー化ではなく、利用利便性向上のための取組みを検討する。
▽課題解決の検討=検討対象箇所及び公園移動円滑化ルート全体について、バリアフリー化とユニバーサルデザインに分けて検討し、課題解決方針を作成する。想定する利用者は国内と外国からの来訪者及び地元日常利用者。
▽基本計画の作成=①検討対象箇所及び公園移動円滑化ルート全体について改修の提案を作成する②概算工事費及び工期の算出③基本計画とりまとめ。
▽関係機関との協議資料及び申請資料の作成。
▽照査。
▽報告書作成。