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県産材利用推進課 F・Kマネジメントに 非住宅木造建築適応促進支援 事業拡大と事業再編・販路拡大めざし 県産材の利用拡大へ新たな挑戦を支援

2024.8.16 県水循環・森林・景観環境部

 奈良県環境森林部県産材利用推進課は、公募型プロポーザル「令和6年度奈良県非住宅木造建築適応促進支援業務」について、F・Kマネジメント(橿原市山之坊町25―9コスモハイツ201。福本功代表)から提出された企画提案書等の書面とプレゼンテーション及び ヒアリング(7月23日)の内容を基に事業者選定評価委員会において審査を行い、100点満点中76点で受託者として特定した。応募は同社のみ。
 住宅様式の変化や人口減少による木造住宅着工数の減少に伴い、奈良県産材の需要低迷に直面しているなか、住宅分野のみならず非住宅分野での事業拡大と事業再編・販路拡大及び新たな市場開拓等の挑戦を試みる意欲的な木材関連事業者に対し、コンサルタント等による支援を行うことで県産材の利用拡大に繋げていくことを目的とする。委託期間7年2月28日。委託上限額499万7300円込。担当は生産・需要拡大係(電話0742―27―7476)。業務内容は次の通り。
 ▽支援事業者へのヒアリング=①支援事業者の組織、体制等の基本情報の確認②損益等の財務の確認③商流の確認④業務プロセスの確認⑤外部環境の確認。
▽経営・営業データの分析=ヒアリング結果について分析を実施する①支援事業者の組織、体制等の基本情報を整理し、経営体制・事業継承における問題点を追求②損益等の財務状況を分析③商流から見た支援事業者の特色、問題点を追求④業務プロセスから強み・弱み等を分析⑤外部環境の問題点や今後の見通し等について検討。
▽課題解決に係る活動・支援計画(案)の策定=分析結果から支援事業者の現状と課題を把握し、支援事業者が希望する支援を考慮しながら、取り組むべき具体的な内容・取組方法とスケジュール及び取組の目標水準を設定し、活動・支援計画(案)を策定する。
▽中間報告=課題解決に係る活動・支援計画(案)を策定した時点でその内容について県に報告・協議を行う。
▽活動・支援計画の実行=県に活動・支援計画(案)について同意を得たうえで活動・支援を実行する。実行状況を確認するため対応者と取組み内容等を記録する。
▽支援業務完了報告書の作成。

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