一般記事

県道路建設課 新規公表11ヵ所 供用予定の道路・街路事業 御所産業集積地関連の「橿原新庄線」奥田工区

2024.8.8 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、平成26年7月に策定(令和元年10月改定)した『奈良県道路整備基本計画』の「供用目標の宣言」に基づき、供用の見通しが得られた道路・街路事業について公表した。御所産業集積地関連の橿原新庄線奥田工区など5路線が8年度に新規供用を開始する。6年度の3路線はいずれも完成供用。
 事業の透明性の向上や周辺まちづくりの促進などの早期効果発現を図るため、道路・街路事業のうち、完成に向けた事業実施環境が整い、今後、供用が見込まれる箇所(部分供用箇所を含む)を明らかにしたもの。今年度新たに公表したのは11ヵ所(過年度に公表済10ヵ所)。新規公表分は次の通り。
 【6年度供用予定】
▽主要地方道洞川下市線伃邑工区(下市町伃邑)=事業延長80㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長80㍍。伃邑地区における幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することにより、安全でスムーズな通行が確保され、災害時における迅速な避難・救助活動の確保や下市町役場へのアクセス性向上を図る。
▽主要地方道勢井宗川野線勢井~宗川野工区(6工区)(五條市西吉野町勢井)=事業延長110㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長110㍍。勢井~宗川野地区における幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することにより、安全でスムーズな通行が確保され、災害時における迅速な避難・救助活動の確保を図る。
▽国道425号重里~迫西川工区(Ⅱ―3工区)(十津川村西中)=事業延長90㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長90㍍。西中地区における幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することにより、安全でスムーズな通行が確保され、西中地区等の沿道の集落から平谷地区及び十津川村役場へのアクセス性向上を図る。
 【7年度供用予定】
▽国道25号福住工区(天理市福住町)=事業延長1000㍍幅員10㍍(2車線)の部分供用予定(中央部)延長110㍍(東側720㍍が供用済、西側170㍍は未改良)。福住地区における幅員が狭く自動車の対向が困難であり、 福住小学校の通学路に指定されていることから道路を拡幅し、歩道を設置することにより円滑な交通の確保と通学児童等の安全確保を図る。
▽国道25号切幡工区(山添村切幡)=事業延長700㍍幅員9・75㍍(2車線、片側歩道)の部分供用予定(西側)延長100㍍(東側420㍍が供用済)。名阪国道神野口ICへのアクセス道路であるとともに、名阪国道で通行規制を行う際には代替ルートにもなっており、切幡地区において現道を拡幅することにより円滑な交通の確保を図る。
▽国道425号重里~迫西川工区(Ⅱ―8工区)(十津川村小山手)=事業延長50㍍幅員5㍍(1・5車線)の完成供用予定延長50㍍。小山手地区における幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することにより、安全でスムーズな通行が確保され、小山手地区等の沿道の集落から平谷地区及び十津川村役場へのアクセス向上を図る。
 【8年度供用予定】
▽一般県道椿井王寺線椿井~三室工区(三郷町夕陽ヶ丘)=事業延長1000㍍幅員14㍍(2車線、両側歩道)の部分供用予定(中央部)延長360㍍。椿井~三室地区における幅員が狭く自動車の対向が困難であり、平群南小学校の通学路に指定されていることから道路を拡幅し、歩道を設置することにより円滑な交通の確保、通学児童等の安全確保を図る。
▽一般県道大阪枚岡奈良線月見工区(生駒市東菜畑1丁目)=事業延長480㍍幅員16㍍(2車線、両側歩道)の部分供用予定(東側)延長340㍍。月見地区における幅員が狭く自動車の対向が困難であり、生駒東小学校の通学路に指定されていることから道路を拡幅し、歩道を設置することにより円滑な交通の確保、通学児童等の安全確保を図る。
▽一般県道橿原新庄線奥田工区(御所市柳原~大和高田市奥田)=事業延長1100㍍幅員12㍍(2車線、両側歩道)の部分供用予定(南側)延長550㍍。国道24号や「はじかみ工業団地」「御所産業集積地」及び御所ICを結ぶ道路で、奥田地区における現道を拡幅することにより、企業活動を下支えするとともに円滑な交通の確保を図る。
▽主要地方道吉野室生寺針線田口元上田口~室生工区(A工区)(宇陀市室生田口元上田口)=事業延長170㍍幅員5㍍(1・5車線)の部分供用予定(西側)延長160㍍。室生田口元上田口地区における幅員が狭く対向が困難な箇所を拡幅することにより、安全でスムーズな通行が確保され、災害時における迅速な避難・救助活動の確保や室生寺へのアクセス性向上を図る。
▽主要地方道大峯山公園線蛇之倉工区(天川村洞川)=事業延長700㍍幅員5㍍(1・5車線)の部分供用予定(西側)延長340㍍。蛇之倉地区における幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅や山側斜面の危険な箇所の法面対策を行うことにより、危険箇所を解消し、道路空間の安全確保や観光拠点間のアクセス性向上を図る。

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