一般記事

段階的な施工を検討 布留川北流河川改修事業

2024.7.11 県奈良土木事務所

奈良県奈良土木事務所は、布留川北流河川改修事業について、浸水被害を少しでも軽減するため用地交渉が難航している区間より、その上流の未改修区間におけるボトルネック箇所を先行して改修する「段階的な施工」を令和6年度に検討する。
 一般競争入札「一級河川布留川北流段階的施工計画検討業務委託(防災・安全社会資本整備交付金事業(広域河川)他)第繰1―2―委―1他号」を7月25日に開札して業務を委託する。委託期間7年3月14日。予定価格1128万6000円込、調査基準価格906万4000円込。
 布留川北流は、河川整備計画に基づいて計画区間の下流から上流へ向かって改修を進めているが、用地交渉が難航して事業の進捗が望めない状況になっていることから、段階的な施工を検討するもの。 業務場所は天理市丹波市町。
河川整備計画は天理市東井戸堂町~守目堂町。段階的施工計画検討区間は266・25㍍、このうち交渉難航区間(接続区間含む)66・25㍍、未改修区間(天理市丹波市町~守目堂町)100㍍。先行改修する未改修区間におけるボトルネック箇所を抽出する。業務内容は次の通り。
【流下能力の把握】
河道計画の検討に係る水位計算は基本的に一次元で不等流計算を用いる。複断面河道(低水路流れと高水敷流れの相互干渉による抵抗の増加)や樹木群の影響等を無視できない河道では準二次元不等流計算を用いる。対象区間は未改修区間の前後200㍍程度。
▽断面図データの作成=不等流計算を実施するための断面図データを作成する。
▽粗度係数の設定=河床状況と河道内の植生繁茂状況を踏まえて既往知見より粗度係数を設定する。
▽計画条件の設定と実施=既往の治水計画等を参考に下流端水位と計算流量ケースなど不等流計算の条件を設定する。
▽流下能力図の作成=流下能力を算定して作成する。
【段階的施工計画】
対象河川は既往設計において河川整備計画に基づいて計画規模1/10で計画されているが、用地交渉が難航している箇所があり、当面の事業進捗が望めない状況であることを踏まえ、現況流下能力(現況の確立降雨規模)を考慮し、中間の整備目標(計画規模)を設定する。
設定した中間整備目標に基づいて既往設計内容を踏襲して①設計計画②現地踏査③基本事項の検討④段階施工の計画検討⑤段階施工における各段階の流下能力の算定⑥照査⑦報告書作成―を行う。段階施工時の工作物は可能な限り手戻りが少なくなるように検討する。

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