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今秋に工事公告へ 榛原地域就学前施設・ こども家庭C

2024.7.9 宇陀市

 宇陀市は、市立榛原地域就学前施設・こども家庭センターの整備を計画、6月定例市議会で令和6年度工事費と工事監理費7305万1000円(7年度債務負担行為23億1764万9000円)を計上した。8年4月設置をめざしており、12月議会案件として今秋に工事公告される見通し。
 榛原地域において榛原北保育園と榛原幼稚園・榛原東幼稚園の3園を運営しているが、いずれも築40年以上経過して施設の老朽化が課題となっており、3園の統合園舎を整備して就学前教育・保育の充実のため「幼保連携型認定こども園」に移行することとした。また、妊娠期から出産・子育て期を切れ目なく支援するため妊産婦・子どもの相談支援・子育て家庭の交流・地域の子育て支援等を目的としてこども家庭センターを同施設に設置するもの。
 建設地は市役所東の、旧県東部農林振興事務所と隣接する旧三洋堂書店跡地。宇陀川を南に配し、自然豊かな風景があり、市役所や商業施設など地域の主要な施設が集中する場所。地域住民が集まるエリアに位置することで子どもたちを地域全体で見守り育む基盤をつくり、元気溢れる子どもたちと地域との関わりが生まれ、まちの活力を向上させることが期待できる―としている。
 敷地面積6812・82平方㍍。規模はS造2階建延べ面積3413・91平方㍍(建築面積2413・73平方㍍)。こども園は定員180人(0~2歳児1クラス、3~5歳児2クラス)、2階西側にこども家庭センターが入居する。福本設計で5年度に基本設計を終えており、現在は委託期間12月20日で実施設計を進めている。
 6年度当初予算には5億7820万5000円を確保。主な内訳は設計業務等委託料4686万4000円、旧県有施設解体工事費6050万円、公有財産購入費(土地開発公社が先行購入していた旧三洋堂書店跡地)4億6698万1000円。本工事費を6月定例市議会で計上した。
 こども園整備の基本的な考え方は▽多様な教育・保育サービスの提供と手厚い子育て支援▽安全・安心な施設整備▽多くの人の利用に配慮した人にやさしい施設の整備▽環境にやさしい施設整備▽教育・保育に係る関係機関の連携。
 一方、こども家庭センターは、すべての妊産婦・子育て世帯・子どもが気軽に相談できる相談支援機関であるとともに、子どもの健やかな成長を切れ目なく支える子ども・家庭・地域の子育て機能の総合支援拠点。(吹上)

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