一般記事

県道路マネジメント課 雨量規制を緩和 国道169号上北山西原の崩土で

2024.6.28 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路マネジメント課は去る20日、国道169号(上北山村西原地内)を通行規制する際に判断指標としている雨量基準値を緩和した。これまでより降雨による通行規制の頻度が減ると予測される。
 4月1日、当該箇所で崩土が発生し、岩盤とそれを覆うモルタルが高さ約30㍍、幅約20㍍にわたって崩れ落ちた。応急対策工事が完了し、現在は片側交互通行が実施されている。ただし、雨量が基準値を超えた場合は通行を規制。これまでは安全を期して通常の1/2の基準値で設定されていた。
 県はボーリング調査の解析結果と、観測データに基づき、有識者の意見を踏まえて基準値を緩和。10日と11日にボーリング作業を2ヵ所完了し、17日に解析した。19日、有識者に解析結果等の確認を行った。
 時間雨量12・5㍉以上、連続雨量55㍉以上で通行止めを実施していたが、この基準値を時間雨量25㍉以上、連続雨量70㍉以上に変更する。通常の基準値は、時間雨量25㍉以上、連続雨量110㍉以上。
 通行規制に用いる雨量計のデータは、通行者が確認できるように雨量情報提供サイトが開設されている。本復旧工事の有無は、計測の結果次第で決定される。

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