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県文化財課 県立民俗博物館改修計画検討 7月3日まで参加受付 6月18日に現地説明会を開催

2024.6.13 県文化・教育・くらし創造部

 奈良県地域創造部文化財課は、「奈良県立民俗博物館の収蔵及び展示方法並びに改修計画検討業務」に公募型プロポーザルを適用して6月7日に公告した。6月18日に開催する現地説明会への申込書6月17日正午まで受け付ける。
 質問を6月21日まで受け付けて回答を6月26日までにホームページで公開する。参加申込書及び企画提案書等を7月3日まで受け付け、プレゼンテーション及び質疑応答を7月11日に行い、選定審査会により評価項目等について採点、7月16日に各委員の採点結果を合計した点数が最も高い者を受託者として選定する。担当は総務企画係(電話0742―27―9864)。
 参加資格は▽県会計局の所管する競争入札参加資格者名簿の営業種目「Q役務の提供4検査・分析・調査業務③調査分析業務」または「Q役務の提供7諸サービス⑮その他サービス」に登録されていること▽過去10年間(平成26年4月1日~令和6年3月31日)に博物館(歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集して保管〈育成を含む〉し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、併せてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関であり、重要文化財の展示機能及び収蔵機能を有する機関)における展示設計業務(実物資料や模型を含む展示造形・造作、映像コンテンツ、展示グラフィックや施設設備などを総合的に設計した業務)、展示・収蔵設備または整備に関する基本構想または基本計画策定業務(リニューアルを含む)のいずれかを元請で受託し、同期間内に履行を完了した実績を有する者であること―など。
 民俗博物館は大和郡山市矢田町545の都市公園である県立大和民俗公園に立地し、昭和49年11月10日設立。施設は①博物館本館=RC造地下1階地上2階建延べ床面積6354平方㍍(建築面積4642平方㍍)②古民家=江戸時代の大和の代表的な古民家15棟を大和民俗公園内で公開展示③既存収蔵庫及び保管箇所=博物館本館収蔵庫(資料数約2万4000点)、敷地内仮設プレハズ収蔵庫2棟(資料数約 6000点)、旧郡山土木事務所内(資料数約1万2000点)、旧高田東高等学校内(資料数約3000点)。
 県立民俗博物館では開館50年を迎え、施設の老朽化及び民俗資料が増え続けたことによる収蔵スペースの大幅な不足という課題に直面している。そこでその課題を解決するため今後の民俗博物館での収蔵及び展示の方法を検討し、民俗博物館の改修計画を策定する。委託期間7年3月28日。委託料上限額金838万7500円込。業務内容は次の通り。
 ▽収蔵及び展示方法並びに本館改修計画のパターン検討=民俗博物館における収蔵課題を踏まえて、収蔵及び展示方法並びに本館改修計画の組み合わせを2案以上検討する。検討に当たってはそれぞれの案のメリットデメリットと法的整理や想定図面及び概算費用を検証したうえで、 それぞれの完成までの工程及びフローを作成する。
 ▽収蔵課題の解決策の検討=民俗博物館における収蔵課題について他地方自治体の実例を踏まえたうえで、解決策を検討すること。なお、解決策を検討するに当たり、行政機関 が実施することに留意したうえで実施に当たっての課題と解決策を具体的に示す。
 ▽効果的な展示手法の検討=検討した本館改修を想定した展示以外の効果的な展示手法を検討する。検討に当たり全国の類似施設の取組み実例を踏まえるとともに、民俗博物館職員にヒアリングし、現在実施している展示手法を昇華させる現実的な展示手法を示す。

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