一般記事

新所長 ルールや基準に基づく判断が重要

2024.5.28 県土マネジメント部

 管内の安心安全でよりよい地域づくりをめざし「職員みなが楽しく力を合わせて業務に取り組むことで貢献できる」と語る。
 駅の移設を含む近鉄郡山駅前周辺の再整備が、大和郡山市とのまちづくり協定に基づいて進められている。「都市計画道路城廻り線のアンダーパスは踏切の渋滞緩和と、総合医療センターや駅前へのスムーズなアクセスに繋がる」として推進していく。
国道168号小平尾バイパスは「用地買収が進んだ。1号橋の上部工を進めるなど南側の部分供用を」めざす。阪奈道路辻町インターチェンジの奈良向きランプの新設を計画。「地元の協力を得られるようにしっかり説明していく」と力強い。また、ならの道リフレッシュプロジェクトにも取り組む。
 河川改修事業は、富雄川の西安堵で左岸側がほぼ完成し、右岸が6年度内の完成予定。井堰の統廃合で「地元の協力が必要。理解が得られるように調査検討を」進める。「竜田川は小瀬工区の用地買収、三代川は関西本線の南側での工事」の進展を図ることにしている。
 前任の高田土木事務所では、課題発生など岐路に立つ場面で「思いや気持ち」だけではなく「ルールや基準に基づいてしっかり判断することの重要性を痛感した」と話す。
 昭和42年2月3日大和郡山市田中町生まれの57歳。母堂と奥様と同所在住。自宅から事務所まで歩いて10分余りで徒歩通勤。「このような機会は少ないでしょうから、地元に貢献したい」そうだ。永く続けているソフトボールはいまも月1回のペースで活動している。
 【略歴】平成2年関西大学土木工学科を卒業して県庁へ入庁し道路建設課へ、4年吉野土木事務所、7年企画部学研都市推進室、10年五條土木事務所、13年道路維持課、16年吉野土木事務所、19年日本建設情報総合センター(JACIC)、21年技術管理課、22年高田土木事務所施設保全係長、23年10月道路建設課、26年五條土木事務所五條南・野迫川復旧復興課長、27年五條土木事務所工務第二課長、28年奈良土木事務所計画調整課長、30年公園緑地課主幹、令和2年技術管理課参事、4年高田土木事務所長、6年4月現職。(吹上)

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