一般記事
郡山土木 1号橋上部工など 国道168号小平尾BP発注予定
2024.4.30 県郡山土木事務所
奈良県県土マネジメント部が3月29日に公表した発注見通しのうち、県郡山土木事務所が担当する一般国道168号小平尾バイパスの工事について聞き取りを行った。
同バイパス工事は小瀬町南を境に2工区で分けられており、1工区は小瀬町南から南側、2工区はそれより北側の大登大橋西詰までとされている。4~6月末までに、2工区の2号橋近辺で用地調査に関する発注が予定されている。2号橋の橋台における施工は森下組が担当。また、7~9月末までに、1号橋における上部工と、その右岸におけるブロック積の護岸工事が発注され、工事は非出水期の10~5月に開始される見込み。1号橋の橋台は井前建設が施工中。2工区の中間地点にある新神田橋は、新設道路と合流する部分にあたる。予定では7~9月末までに、4車線に拡幅するための橋台工が発注される。幅約18㍍で、両側に歩道を設置。それに伴って信号が各所に移設される。小平尾町の水路工は官地と民地を隔てることが目的。
同バイパスは、生駒市小平尾町を起点として小瀬町に至る延長1500㍍の南北幹線道路。「奈良県道路整備基本計画」の骨格幹線道路ネットワークに位置づけられており、現道の慢性的な交通容量不足の解消及び交通安全性の向上を目的に整備を進めている。これにより、第二阪奈有料道路へアクセスしやすくなり、南北方向の交通混雑が緩和され、円滑で安定した交通を確保できるとともに、現道及び生活道路・通学路の交通安全性が保たれ、地域の活性化が期待できる。
同バイパスに関する主な工事は以下のとおり。《▽事業名称等(場所)=①契約期間②種別③概要④入札・契約方法⑤入札時期(四半期毎)⑥概算工事規模―の順》
▽国道168号道路改良工事(小平尾町)=①約14ヵ月②鋼橋(上部工)③工事延長40㍍、橋梁上部工40㍍④第2⑤一般⑥1000万円~22・8億円。
▽国道168号道路改良工事(小瀬町)=①約10ヵ月②土木1式③工事延長25㍍、橋台工1基④一般⑤第2⑥5000万円~9億円。
▽国道168号街路改良工事(前同)=①約4ヵ月②交通安全施設③工事延長40㍍、信号移設工3基④一般⑤第2⑥1000万円~22・8億円。
▽国道168号道路改良工事(小平尾町)=①約7か月②土木1式③工事延長70㍍、ブロック積工250平方㍍④一般⑤第2⑥500万円~5000万円。
▽国道168号道路改良工事(前同)=①約4ヵ月②土木1式③工事延長24㍍、水路工15㍍④指名⑤第1⑥500万円未満。