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紀伊山系 パシコンに業務委託 管内土砂生産ポテンシャル検討
2024.3.22 近畿地方整備局
近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、簡易公募型プロポーザル「紀伊山系砂防事務所管内土砂生産ポテンシャル検討業務」についてパシフィックコンサルタンツ大阪本社(大阪市北区堂島浜)と3729万円込(予定価格3732万3000円込)で契約を締結して業務を委託した。
紀伊山系砂防事務所管内(紀伊山系・木津川上流域)は、風化した花崗岩といった脆弱な地質で構成されることに加え、多くの土石流危険渓流等が分布している。
こうした地域において甚大な土砂災害の発生を防止するためには、特にハザードが高い地域を明らかにしつつ、各地域の地域特性を踏まえたうえで降雨状況に応じた危険度の状況を把握し、警戒避難体制を講じるほか、災害の起こりにくい地域づくりを進める必要がある。
このためこの検討では、花崗岩を対象に検討された最新の知見を基にし、地域特性を考慮した各渓流の崩壊や土石流の発生の危険度を評価する手法を構築するとともに、危険度を低減するための取組みを検討することを目的とする。
業務場所は五條市三在町。主な業務内容は①計画準備1式②資料収集1式③危険度評価のスキームの整理1式④対象渓流内の崩壊等危険度の検討1式⑤渓流の危険度を低減させるための流域管理についての検討1式⑥報告書作成1式。委託期間6年8月30日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内42者から入札説明書等のダウンロードがなされ、1者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその1者のパシフィックコンサルタンツを技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、提案が総合的に優れており適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。