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大日本ダイヤに委託 大和民俗公園長寿命化計画更新 施設の計画的な改築・更新へ
2024.2.22 県中和公園事務所
奈良県中和公園事務所は、一般競争入札「大和民俗公園公園施設長寿命化計画更新業務委託(補助都市計画公園事業(防災・安全交付金))412―委3号」を落札した大日本ダイヤコンサルタント奈良事務所(奈良市大宮町6―1―1新大宮駅前ビル)に委託、業務を進めている。
業務場所は大和郡山市矢田町。委託期間7月31日。担当は公園課整備・運営係(電話0745―56―3851)と県土マネジメント部地域デザイン推進局公園緑地課都市公園係(電話0742―27―8069)。
大和民俗公園は大和郡山市西部の矢田丘陵の一角に位置する都市計画決定面積26・6㌶供用面積22・6㌶の総合公園。昭和60年に供用開始しており、施設の老朽化が見受けられる状況。
この業務では、すべての公園施設(民族博物館及び旧家屋の建築物は業務対象に含まない)について老朽化の進展に対する安全対策の強化と、将来の改築・更新に係るコストの縮減や平準化を図る観点から、適切な施設点検・維持補修等の予防保全管理の下で、既存ストックの長寿命化対策及び計画的な改築・更新を行うため、次の業務を行って平成23年度に策定した公園施設長寿命化計画を更新する。
【健全度調査及び健全度・緊急度判定】
計画準備(施設カルテ〈健全度調査票〉のデータベース化)と予備調査を行い①一般施設②遊具③土木構造物④建築物⑤各種設備―に分類して個々に健全度調査及び健全度・緊急度判定を実施し、施設カルテに分類する。
【公園施設長寿命化計画の策定】
公園全体の管理・利用状況と公園のあり方及び個別施設の健全度調査結果を踏まえて公園施設の長寿命化に向けた課題を整理して対策方法等も検討したうえで公園施設長寿命化のための基本方針と、安全性・快適性・景観性・利便性等の機能を明確にしたうえで日常的な維持保全に関する基本方針を設定する。さらに長寿命化対策を実施しなかった場合と実施した場合のライフサイクルコスト縮減額を算出し、各公園施設の維持・更新に必要とされる費用を算出する。
公園施設長寿命化計画として①計画期間(10年)②対象公園施設(公園施設種類別の数、これまでの維持管理状況、選定理由)③健全度を把握するための点検調査結果の概要④日常的な維持管理に関する基本方針⑤公園施設の長寿命化のための基本方針⑥健全度調査結果、長寿命化に向けた具体的対策・対策内容・時期等⑦計画全体の長寿命化対策の実施効果(ライフサイクルコスト縮減額)―の項目についてとりまとめる。