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公共交通活性化協 2月14日まで応募受付 「ぐるっとバス」運行事業者 快適な周遊環境を提供
2024.2.2 県土マネジメント部
奈良中心市街地公共交通活性化協議会(会長・仲川元庸奈良市長)は、令和6年度「ぐるっとバス」運行準備業務・令和6年度「ぐるっとバス」運行業務の事業者を募集している。応募提案書を2月14日正午まで受け付け、選定委員会を設置し、応募者からの応募提案書の内容を2月22日に行うヒアリングにより審査して事業者を選定し、2月26日頃までに審査結果を通知する。
奈良市内の周遊環境を高め、多くの人に奈良観光を楽しんでもらうため、近鉄奈良駅とJR奈良駅から奈良公園や平城宮跡など主要な観光地を周遊する「ぐるっとバス」の6年度運行事業者を募集するもの。
参加資格は▽道路運送法第3条第1項イに規定する一般乗合旅客自動車運送事業者として同法第4条の規定による国土交通大臣の許可を有する▽平成26年1月1日以降公告日までに完了した道路運送法第3条第1項イに規定する一般乗合旅客自動車運送事業の受注実績があること―など。担当は奈良県県土マネジメント部道路建設課道路計画係内の同協議会事務局(電話0742―27―8667)。
同協議会は、渋滞対策と観光振興を目的として、主要な観光地である平城宮跡や奈良公園周辺への快適な周遊環境を提供するとともに、公共交通の利用促進を図ることにより奈良観光のさらなる魅力向上に取り組んでいる。
その施策の一つとして「ぐるっとバス」の運行に取り組んでおり、今回は6年度「ぐるっとバス」の大宮通りルート・奈良公園ルート・若草山麓ルートの3系統(図参照)の運行に関する業務について事業者の募集を行う。
業務は6年度の協議会予算確保を前提としていることから、諸事情により当該予算確保ができなくなった場合には事業内容を見直すことがある。提案上限額はバスの運行に係る費用(①+②+③)から収入の見込額④を控除した1億2009万4000円込とする。①運行準備業務費44万円込②運行業務費(ラッピング費用を除く)1億1965万4000円込③ラッピング費用のみ④収入の見込額5487万2000円込。
運行業務は、6年度に「ぐるっとバス」を運行することにより主要な観光地である平城宮跡や奈良公園周辺への快適な周遊環境を提供するとともに、公共交通のさらなる利用促進を図ることを目的とする。また、「ぐるっとバス」の運行に当たっては安全確保に細心の注意を払い、次の運行業務を行う。
委託期間は運行準備業務が契約の翌日~3月27日、運行業務が4月1日~7年3月31日。5年度に運行準備業務、6年度に運行業務を実施する。乗車運賃は1乗車小学生以上100円込。また、小学生未満の運賃は小学生以上の利用者1人につき1人までの運賃を無賃とし、1歳未満の運賃は人数に関わらず無賃とする。なお、奈良中心市街地内の路線バスを対象として奈良交通及びエヌシーバスが発行する企画乗車券により無料で利用できることとする。3系統ルートの運行系統とバス停留所の位置等は次の通り。
▽大宮通りルート=運行系統は大仏殿前駐車場を起終点とし、16・85㌔㍍の循環系統でバス停留所18ヵ所。なお、春・秋の観光シーズンの土日祝日については「春日大社本殿」「奈良春日野国際フォーラム甍前」バス停留所を経由せず、「大仏殿前駐車場」バス停留所で折り返し運行するものとし、14・85㌔㍍の循環系統でバス停留所は15ヵ所。また、運行に用いる車両7台(待機車両1台を含む)。
▽奈良公園ルート=運行系統は「大仏殿前駐車場」を起終点とし、6・05㌔㍍の循環系統でバス停留所8ヵ所。運行に用いる車両3台。
▽若草山麓ルート=運行系統は「大仏殿前駐車場」を起終点とし、3・70㌔㍍の循環系統でバス停留所7ヵ所。運行に用いる車両2台。