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辻町ICフルランプ化計画 道路と橋梁等予備設計 セントラルコンサルで進む
2024.1.30 県郡山土木事務所
奈良県郡山土木事務所は、令和6年度上半期にかけて一般国道168号と阪奈道路との交差部に奈良行きON及びOFFランプを新たに設置する辻町ICフルランプ化の一環として、一般国道168号及びONとOFFランプ及び阪奈道路の道路予備設計(B)、ONランプ部の橋梁予備設計、OFFランプ部の一般構造物予備設計 を実施する。
一般競争入札「大阪生駒線道路予備設計業務(社会資本整備総合交付金事業(道路改良・都づくり))第2―1―A1―委―3号」によりセントラルコンサルタント奈良営業所(奈良市内侍原町)に委託して進めている。業務場所は生駒市辻町他。委託期間9月30日。県の担当は県土マネジメント部道路建設課事業第一係(電話0742―27―7498)。業務内容は次の通り。
▽道路予備設計(B)1・9㌔㍍(0・3㌔㍍、0・55㌔㍍、0・35㌔㍍、0・7㌔㍍の4ヵ所)=①設計計画②現地踏査③縦断設計④横断設計⑤道路付帯構造物設計⑥小構造物設計⑦用排水設計⑧設計図(路線図、平面図、縦断図、標準横断図、横断図、一般図)を作成する⑨関係機関との協議資料作成⑩用地幅杭計画⑪概算工事費と概算用地補償費を算定⑫照査⑬報告書作成。
▽橋梁予備設計2橋(21㍍と91㍍)=①設計計画②設計条件の確認③橋梁形式比較案の選定(橋長と支間割の検討を行い、架橋地点の橋梁としてふさわしい橋梁形式数案について構造特性・施工性・経済性・維持管理・環境との整合など総合的な観点から技術的特徴と課題を整理し、評価を加えて調査職員と協議のうえで設計する比較案3案を選定する)④基本事項の検討(橋梁形式比較案に対して構造特性〈安定性、耐震性、走行性〉・施工性〈施工の安全性、難易性、確実性、工事用道路及び作業ヤード〉・経済性・維持管理〈耐久性、管理の難易性〉・環境との整合〈修景、騒音、振動、近接施工〉の技術的検討を加える⑤設計計算⑥設計図(橋梁形式比較案のそれぞれに対して一般図〈平面図、側面図、 上下部工・基礎工主要断面図〉を作成する⑦景観検討⑧関係機関との協議資料作成⑨概算工事費を算定⑩橋梁形式比較一覧表の作成(一覧表には技術的特徴と課題を列記し、各橋梁形式比較案の評価を行い、最適橋梁形式案を明示する)⑪照査⑫報告書作成。
▽一般構造物予備設計2ヵ所=①設計計画②設計条件の確認③比較形式選定(技術的特徴と課題を整理し、評価を加えて調査職員と協議のうえで比較案3案を選定する)④概略設計計算(比較形式各案の構造形状を想定して主要点の概略応力や概略安定計算を行う)⑤基礎工検討(本体工の比較3案に対して既成杭の中から適応すると思われる1案を選定する)⑥比較3案について概算数量を算出する概略設計図(側面図、平面図、断面図、主要点高さ、交差条件、建築限界、設計条件)作成⑦関係機関との協議資料作成⑧比較3案の概算工事費算定⑨比較一覧表の作成(一覧表には得失及び問題点を記述し、各比較案の評価を行って最適構造形式を明示する)⑩照査⑪報告書作成。