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県管財課 関西電力グループに 県有施設ゼロカーボン推進事業 ZEB化は日比谷総合設備 LED照明は藤原電気工業

2024.1.19 県総務部

 奈良県総務部管財課は、「まほろばゼロカーボン推進事業 (奈良県有施設の電力調達及び再エネ導入・省エネ改修事業)」の公募型プロポーザル(WTO対象)について、関西電力を代表企業とする「まほろばtoJAPANゼロカーボン推進コンソーシアム」を契約事業者に決定した。
これは県有施設の省エネ改修事業(県有施設照明設備改修事業・県有施設ZEB化改修事業)、県有施設太陽光発電設備導入事業及び県有施設電力調達業務を一括して実施するもので、応募2社からの提案書を審査し、200点満点中172・16点で特定事業者として選定した。
契約は事業ごとに行うことにしており、県有施設電力調達業務と県有施設太陽光発電設備導入事業は関西電力と本契約を、県有施設ZEB化改修事業は日比谷総合設備関西支店と、県有施設照明設備改修事業は藤原電気工業と仮契約(本契約は県議会議決後の3月の予定)を締結している。担当は企画係(電話0742―27―8551)。事業概要などは次の通り。
▽県有施設電力調達業務=予定使用電力量約1億1000万kW時(年間)。150施設。電力供給4月1日~11年3月31日(予定)。事業者が供給する電力の対価を毎月支払う。
▽県有施設ZEB化改修事業=建築物の外皮及び設備等の性能向上を図るための調査・計画と設計及び工事と工事監理。施設は①奈良総合庁舎(1969年完成)RC造4階建延べ面積3123・45平方㍍②郡山総合庁舎(1983年完成)RC造4階建延べ面積8369・90平方㍍。施設整備(設計・建設)と最終引渡し9年3月(予定)。予定価格は7億1233万8000円込。
▽県有施設照明設備改修事業=県有施設照明設備の既存照明器具をLED照明器具に更新するための調査・計画と設計及び工事と工事監理106施設。施設整備(設計・建設)と最終引渡し10年3月(予定)。予定価格は一般会計30億279万1000円込と下水特別会計6567万円込の計30億6846万1000円込。
▽県有施設太陽光発電設備導入事業=太陽光発電設備を導入するための調査・計画と設計及び工事並びに継続した電力供給を図るための維持管理と運営。施設は①キャリア・ワーク・サクセスセンター(1974年完成。耐震補強済)RC造3階建延べ面積2330・08平方㍍②郡山総合庁舎(新耐震)③第二浄化センター(1982年完成)野立。施設整備(設計・建設)と開業10年3月(予定)、電力供給と維持管理・運営開業日~31年3月31日(予定)。発生した電力の買取額となる対価を毎月支払う。
県は県有施設全体の脱炭素化に寄与する取組みや事業の可能性を、水循環・森林・景観環境部環境政策課で国際航業奈良営業所に「県有施設太陽光発電設備設置及び省エネ改修工事調査・基本設計業務委託」を委託して検討した。担当はエネルギー・温暖化対策係(電話0742―27―8016)。  (吹上)

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