近畿地方整備局奈良国道事務所は、簡易公募型プロポーザル「大和北道路平城宮跡周辺地下水調査業務」について、日本工営（大阪市北区西天満）と３４０７万８０００円込（予定価格と同額）で契約を締結して委託、業務を進めている。
　業務は、京奈和自動車道大和北道路周辺において過年度から実施している地下水位変動の観測を継続し、「大和北道路地下水モニタリングシステムとリスク低減計画」の精度向上検討を行うことを目的とする。また、大和北道路の建設による地下水への影響等の検討に資する基礎資料として井戸・ため池・観測孔等の水位観測及び水質分析を行う。
　業務場所は奈良市歌姫町～大和郡山市美濃庄町。主な業務内容は▽一般調査＝①地下水位等観測データ収集１式②井戸水位等観測データ収集１式③水位観測機器の取替１式④データ・資料整理１式▽解析等調査＝①「大和北道路地下水モニタリングシステムとリスク低減計画」の精度向上検討１式②報告書作成１式③関係機関協議資料作成１式。委託期間６年１０月３１日。
　技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に３１者から入札説明書等のダウンロードがなされ、１者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその１者である日本工営を評価点９５・５０点で技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、評価点９９点で適切な提案と認められたため契約の相手方としたもの。