御杖村長選　伊藤氏３選果たす
堅実な村政が支持受ける

　任期満了に伴う御杖村長選は１９日に投開票され、現職の伊藤収宜氏（７０）＝無所属＝が、６４９票を集め、新人の飯田牧氏（５４）＝無所属＝の３１３票を大きく上回り３選を果たした。当日有権者数は１３３２人、投票率は７３．８０％と前回の６６．５１％を７．２９ポイント上回り注目の高さを示した。
　選挙戦は、現職として２期８年を務めた伊藤氏に、村政刷新を掲げた新人の飯田氏が挑む形となったが、財政構造の健康状態を示す経常収支比率が県内３９市町村の中ではトップの７６．１％となるなど、堅実な行政運営を進めてきた伊藤氏の実績が支持され、大差での当選となった。
　伊藤氏は「子供から高齢者まで安心して健康に暮らせる村を作っていくため４年間まい進して行きたい。この村が持続可能な村であるように努めていく」と決意を語った。