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奈良県関連分は2件 防災・減災対策等推進費第2回配分 大和川築堤護岸工等と 168号法面対策工に
2023.11.16 近畿地方整備局
近畿地方整備局は、国土交通省が令和5年度第2回の配分を行った「防災・減災対策等強化事業推進費」(対策件数34件、配分額〈国費〉76億円)について、近畿管内では災害の対策や防災・減災対策推進のため7件の事業(配分額〈国費〉9億6800万円)が対象となった―と公表した。
このうち奈良県関連分は大和川流域治水整備事業と一般国道168号道路更新防災等対策事業の2件。
【洪水・浸水等対策流域治水整備事業(直轄)】
▽大和川水系大和川(三郷町立野南)=事業費3億5000万円(全額が国費配分額)。5年6月1日~2日の豪雨により大和川の水位が上昇し、JR関西本線の浸水被害が発生した。今後の豪雨に対して再度災害防止を図るため、推進費を活用して緊急的に大和川の築堤護岸工等を実施し、地域住民の安全・安心を確保する。
事業内容は推進費施行区間280㍍、築堤護岸工150㍍、河道掘削工1万立方㍍。
【崖崩れ・法面崩壊等対策道路更新防災等対策事業(補助)】
▽一般国道168号(十津川村長殿)=事業費4億3000万円(国費配分額2億1500万円)。5年4月9日に一般国道168号で崖崩れが発生し、全面通行止めを行った。このため推進費を活用して緊急的に法面対策工(モルタル吹付工等)を行うことで再度災害防止を図り、通行者の安全・安心を確保する。
事業内容は推進費施行区間70㍍、モルタル吹付工1840平方㍍、ロープ伏工760平方㍍、高エネルギー落石防護網工77㍍、覆式落石防護網工3040平方㍍、落石防護柵工57㍍。