近畿地方整備局は、建設現場の課題を解決できる新たな技術を発掘するため「現場ニーズに対応する新たな技術（シーズ）」を公募している。応募資料を１０月２０日まで一般財団法人先端建設技術センター研究部ＮＥＴＩＳグループ（電話０３―３９４２―３９９２）で受け付ける。応募に対する質問は１０月１０日まで受け付けて１０月１６日に回答する。
　対象となるのは同局管内の事務（管理）所等より収集されたニーズ（下表）に対してマッチングできるシーズに成り得る可能性のある技術。応募者は自らが応募技術の開発を実施した個人または民間企業。
　提出された応募資料によりニーズとマッチングの可能性があるシーズについてはマッチングイベントを実施、個別調整を経て最終的にシーズとして選定した技術については１２月上旬に公表予定で、原則ニーズ提供者の現場において現場試行を実施する。
　国土交通省では、建設現場の生産性向上を図る新技術の現場導入を目的に、建設現場のさまざまな課題である現場ニーズと民間等が開発した技術シーズのマッチングを令和元年度より行っている。マッチングが成立した技術は性能評価検証を行うための現場試行を実施し、得られた現場試行結果を評価して公表する。同局における５年度の建設現場のニーズ１０件に対して新たな技術の公募するもの。
応募技術は、新技術情報提供システム（ＮＥＴＩＳ）に登録されていない技術であること。なお、以前登録されていた技術も対象外となる。但しＮＥＴＩＳに登録している技術であっても、ニーズの内容によってはＮＥＴＩＳに登録されている技術を新たに改良することによりマッチングできる可能性があるものは対象とする。問い合わせ先は近畿技術事務所新技術担当（電話０７２―８５６―１９４１）。