奈良県警察本部は、「高田警察署御所警察庁舎解体撤去工事第０５―０４―工号」に総合評価落札方式一般競争入札を適用して８月２２日に公告した。入札参加申込書を９月１日まで、技術提案書を９月１２日まで、入札書及び入札金額の内訳書を１０月４日～１１日に受け付けて１０月１２日に開札する。
参加資格は▽解体工事業の一般建設業許可または特定建設業許可▽その他（解体、撤去工事）の登録▽建設業法に基づく「解体工事業」の許可を受けている本店が県内にあり、県建設工事等競争入札参加資格を有すること▽解体工事の総合評定値が７００点以上であること―など。
　工事場所は御所市１５７３番地。工事概要は高田警察署御所警察庁舎（ＲＣ造２階建等延べ床面積約１３０５平方㍍）の解体撤去工事。設計は綜企画設計が担当。工期６年３月２２日。予定価格１億１０１５万４０００円込、調査基準価格１億０１３４万８００円込。
　県警察本部では、建設後６０年以上が経過して老朽化している高田警察署御所警察庁舎について、建物耐震性にも問題があることから現地での建替を計画している。
４年度に設計を実施している。現在の庁舎は昭和３６年建設されたもの。５年度に旧庁舎を解体撤去、撤去後に文化財発掘調査を行って新庁舎の建設工事に備える。
　旧庁舎から８５０㍍程度北側の御所市東松本のコンビニエンスストアに仮移転、運転免許更新に係る講習以外の業務を行っている。　新庁舎には、旧庁舎では使用していなかった道場や留置場など（高田警察署で対応）は設けないことにしており、２階建の建物とし規模は旧庁舎より縮小し、延べ床面積約９００平方㍍。　　　（吹上）