一般記事

吉野土木 一般国道169号トンネル照明LED化

2023.8.4 県吉野土木事務所

大滝トンネルを整備
照明設備74台を設置

 奈良県吉野土木事務所は、「一般国道169号トンネル照明LED化」を予定している。
 同事務所は、LED照明の性能向上に伴い長寿命、省電力化が進んだことや、道路照明の主流として使用されていたナトリウム灯が生産を終了したことなどから、管内のトンネルでも、順次、照明のLED化を進めている。
 今回、整備を予定しているのは、川上村大滝、大滝ダム西側に位置する「大滝トンネル」。昭和50年に建設された延長722.4㍍、幅6.75㍍、高さ4.7㍍のトンネルで、大滝ダムの建設にともない、同路線の旧道がダムに沈む区間を標高の高い位置へ付け替えを行ったことにより、堤体左岸の尾根を貫通する形で整備された。
 整備概要は、工事延長723㍍、トンネル照明設備設置工74台。第3四半期の発注を予定しており、工期は約12ヵ月を見込んでいる。
 近年、国土交通省は、LED照明が、従来の高圧ナトリウム灯に比べて消費電力が少なく寿命が長いことから、「LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)」を公表し、LED道路照明の導入を促進してきた。さらに、道路照明の省エネ化を目指し、道路照明の高度化として、センサー照明などの導入に向けた現場実証を実施している。これらの技術を現場に導入できるよう、今年度、ガイドライン(案)等の改訂予定を予定しており、道路照明のLED化は加速するものと思われる。

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