奈良県福祉医療部医療政策局病院マネジメント課は、公募型プロポーザル「公立大学法人奈良県立医科大学第４期中期目標策定支援業務」について、ＥＹ新日本有限責任監査法人（東京都千代田区有楽町１丁目１番２号。片倉正美理事長）から提出された企画提案書を審査委員会が審査し、４００点満点中３２４点で特定した。
これは、「公立大学法人奈良県立医科大学第３期中期目標期間」（令和元年度～）が６年度末をもって終了するため、５年度に第４期中期目標（７年度～１２年度）策定に係る業務を行うもの。担当は医科大学係（電話０７４２―２７―８９２０）。
公立大学法人奈良県立医科大学は、県が策定する中期目標に基づき、中期計画と年度計画を策定し、「地域貢献」「教育」「研究」「診療」「法人運営」の５つの柱立てのもと取組みを行っている。５年度は第３期中期目標期間（元年度～６年度）の５年目であり、第４期中期目標（７年度～１２年度）策定作業を行う。
業務に当たっては地方独立行政法人法や法人が平成２９年４月に公表した「奈良県立医科大学の将来像」を充分に踏まえたうえで行う。また、令和６年度においても改めて事業者を選定したうえで、第４期中期目標案を策定することから、これを見据えて業務を進めること。委託期間６年３月２９日。委託料上限額７００万円込。業務内容は次の通り。
▽第４期中期目標素案の作成＝評価指標・財務分析からの現状整理・課題抽出と、他大学（公立単科医科大学）の評価指標調査・比較を行う。また、第４期中期目標において適切なＫＰＩとＫＧＩ指標の検討・整理を踏まえて作成する。
▽財務に係る基礎資料の作成＝第３期中期目標期間の財務分析と、他大学（公立単科医科大学）との比較を行い、第４期中期目標期間の収支計画案を作成する。但し、収支計画案については新キャンパス移転後（概ね第５期中期目標期間まで）のランニングコストを考慮すること。
▽中期目標策定に係る評価委員会、会議、打合せ等への支援＝①検討資料・議事要旨の作成②打合せ（月１回程度）、報告書の取りまとめ ③評価委員会（７月、８月）の運営において必要となる業務④その他関連する業務。