一般記事
奈良土木 都祁白石地区斜面対策工事
2023.7.21 県奈良土木事務所
急傾斜地崩壊警戒区域を整備
激甚化する豪雨への対策が急がれる
奈良県奈良土木事務所は、「都祁白石地区斜面対策工事」を予定しており発注の準備を進めている。
整備が予定されているのは、奈良市都祁白石町、針ICより1.3㌔㍍程南に位置する八坂神社付近の斜面で、水田地帯に島状に残る山地で、急傾斜地崩壊の危険性が高いとして「奈良市都祁白石町(002)急傾斜地崩壊警戒区域・特別警戒区域」となっている。
民家の直近まで斜面が迫っており、一部法枠などの対策が施されているが、未施工の部分も多く残されている。
整備概要は、工事延長40㍍、崩壊土砂防止策工40㍍。第2四半期中に発注を予定しており、工期は約6ヵ月を見込んでいる。
近年、温暖化などの影響による豪雨などが頻発化しており、被害も激甚化が進んでいる。特に線状降水帯により長時間にわたる大量の降雨が続くケースは今年も発生しており、6月2日から3日にかけては、県内各所で被害も発生している。
現在、県内には、まだ多くの急傾斜地崩壊警戒区域・特別警戒区域が残されており、崩壊の危険性がある斜面への対策は重要性を増している。