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県産業振興総合C 奈良県発明協会を特定 知的財産戦略推進事業委託
2023.7.21 県産業・観光・雇用振興部
奈良県産業振興総合センターは、公募型企画提案「奈良県知的財産戦略推進事業委託業務」について、プレゼンテーションを実施、一般社団法人奈良県発明協会(奈良市柏木町129―1の県産業振興総合センター内)を400点満点中274点で事業者に特定した。
中小企業の経営戦略において、また経済のグローバル化に対応していくうえで、中小企業自らが保有する技術と知的財産等を適切に管理・活用する知財マネジメントが極めて重要で、この業務は知的財産の創造・保護・活用の促進、知的財産の管理・活用に携わる主体となるべき人材の育成と企業意識の啓発及び県内企業における知的財産活用状況の実態把握を図るもの。委託期間6年3月15日。委託上限額金280万円込。問合せ先は産業技術研究部研究支援室研究支援係(電話0742―33―0863)。
知的財産に関する意識啓発のため県内の小・中学生を対象に、県産業の将来を担う人材を育成する、子どもたちが自らの手で発明や工夫を形にした作品を募集・展示し、優秀作品を表彰するイベントを実施する。7月中旬頃までに県内の全小・中学校に作品の募集案内、10月20日に審査会を開いて優秀な作品を23点選考し、10月21日(土)~22日(日)に展示会、11月15日に表彰式を実施する。
また、中小・ベンチャーを中心の県内企業において知的財産活用推進の主体となる人材の育成を図ることを目的に知的財産を事業・経営戦略に活かすためのノウハウやスキル向上をめざしたセミナーを5件以上実施する。
県内企業の知的財産活用に関する実態を把握するため公開情報による出願状況などの調査・分析を行う。さらに知的財産の出願実績のある企業について、知的財産の管理体制と活用効果及び公的機関に求める支援策等を追跡調査する。