一般記事
吉野土木 大台ヶ原公園川上線
2023.7.6 県吉野土木事務所
旧国道169号区間の法面整備を予定
災害防除発注へ
奈良県吉野土木事務所は、「主要地方道大台ヶ原公園川上線道路災害防除」を予定しており発注準備を進めている。
大台ヶ原公園川上線は、上北山村大字小橡と川上村大字伯母谷を繋ぐ主要地方道。「大台ヶ原ドライブウェイ」ともよばれ、大台ヶ原へのアクセスルートとなっている。
整備が予定されているのは、川上村伯母谷、旧国道169号の区間である国道169号との分岐と、大台口トンネルのほぼ中間点に位置する箇所。旧国道169号の区間は道幅が狭く、急カーブが連続しており、離合困難箇所も多い路線となっている。
整備概要は工事延長30㍍、法枠工(吹付枠)500平方㍍、鉄筋挿入工140本。第2四半期中の発注を予定しており、工期は約8ヵ月を見込んでいる。
同路線は、国道169号と併走しており、大台河合線などと共に災害時、国道169号の川上村大字伯母谷、上北山村河合間が不通となった場合の代替ルートとして重要度の高い路線である。
同事務所は、道路に危険を及ぼす災害を未然に防ぎ、道路通行の安全を確保するため道路災害防除を推進している。災害防除は現在進行形で起こってくる災害に対しても対応するべく、梅雨末期に予想される大雨等による被害対応も考慮に入れ、イレギュラーの事態による同整備の発注時期変更なども視野に入れ、柔軟に事業を進めている。