一般記事
奈良土木 留川北流舗装工事
2023.6.30 県奈良土木事務所
L=369㍍、第2四半期発注へ
堤体の構造強化
奈良県奈良土木事務所は、「一級河川布留川北流舗装工事」の発注準備を進めている。
整備が予定されているのは、天理市東井戸堂町の布留川北流。土堤の天端に舗装を施す「堤防天端舗装」で、歩行者や車輌の通行のためではなく、堤防の保護、堤体構造の強化が主な目的となっており、同整備は国土強靱化の取組の一つとして行われる。
整備が予定されている箇所は、布留川北流が、水田の連なるエリアから集落に差し掛かる部分で、河道が大きく蛇行しており、増水時に越水が懸念される箇所でもある。
堤防天端をアスファルト等で保護することで、堤防への雨水の浸透を抑制するとともに、洪水が堤防を越水した場合でも、ある程度の時間、天端のアスファルト等が残り、水流による侵食から堤体を保護し、堤防の決壊の時間を少しでも引き延ばすことが出来るため、浸水被害の軽減が期待できる。
整備概要は、工事延長369㍍、アスファルト舗装工1353平方㍍。第2四半期の発注を予定しており、工期は約4ヵ月を見込んでいる。